お子さんを亡くしたばかりで代表第3GK争い中のエンケ
せんだって7年ぶりに代表GK(レーマン、ヒルデブラントに次ぐ第3GK)に招集されたハノーファー96のロベルト・エンケ。
- 地味にいいプレーをするイメージとか、
- 味方が崩壊して大量失点してつらそうな姿が印象に残っていた。
http://de.wikipedia.org/wiki/Robert_Enke
Wikiで彼の経歴をみてみると、やっぱり苦労人だった。
- 99年にコンフェデで代表招集(U21でダイスラーらと同期?)されたあと、ベンフィカ(ポルトガル)、バルセロナ、フェネルバフチェ(トルコ)、テネリフェ(スペイン二部)を転々。ベンフィカでは良かったが、バルセロナでは給料泥棒といわれ、ダウム監督とともにレンタルされたフェネルバフチェでは味方サポからライターやボトルを投げられるなどの試練の海外遍歴時代を経て04-05シーズン、ブンデスリーガに復帰。
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・・・というところまで下書きしていたところで、昨晩のフランクフルト‐ハノーファー戦の録画をみていると、解説の鈴木良平さんより以下の話が。
- エンケのお嬢さん(2歳)は先天性心臓疾患があったところ、今年春の手術で改善していたのが、9月に耳の手術をしたあと急逝していた.
- いつまで休んでも良いから待つというクラブ側の申し出にもかかわらず、エンケは練習を3-4日休んだだけで復帰した。
- 「サッカーが自分を救ってくれる」、とコメントし、これ以上この件でインタビューしてくれるな、と言った模様。
ちょうど昨日Gettyimagesからお子さんのとても可愛い写真をピックアップしたばかりだったので、ほんとうに胸が詰まってしまって言葉もありません。
- 9月17日にLaraちゃんが亡くなったことで、直後のレバークーゼン戦では双方チームの選手が全員喪章をつけてプレーしたとか(エンケも1週間も経過していないのに出場)。
で、その直後の代表再選出。
- 昨日の試合後は、相手チームフランクフルトの監督に長々と激励されている感じだったけれど、いろんな意味で是非、がんばってほしい29歳。
- 第3GK争いのライバル、ドルトムントのヴァイデンフェラーと握手。先日くしくも直接対決となった。握手はしているけれど火花飛んでる感じ。ケプケ代表GKコーチはこの試合を視察に来ていたようです。