tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

コロンビアのチームカー同乗記@Gent-Wevelgem


CWの人がコロンビアのブライアン・ホルム監督の車に同乗して、ボアッソン・ハーゲンの勝利を見届けたらしい。

  • 助手席にはなんとツァベルが!CWの人とメカニックが乗るはずだった車に、あとから自分も乗りたいといってきたっぽいので、別にスプリントアドバイザーはいつも一緒にレースを走ってるわけじゃないんだよね。。というかケンメルベルクののぼりのときにカヴに声をかけたかったのではないか。。
  • ホルム監督が落ち着いた抑制のきいた声で安心させるように「これから道がどう曲がって風向きがどう変わる」とか「このあと石畳が2km」とか、「厳しいレースになるからこまめに何かを食べたり飲んだりしろ」とか、「寒くても飲み物補給わすれるな」とか、カヴとシーベルクが集団分断で後ろに取り残されたときにパニックにならないよう落ち着くように言ったりたりとか、ボーネンがパンクしたときは「クイックステップがこのあと強力追走して逃げが吸収される可能性があるから逃げに入っている選手は脚を使うな」と伝えるとか、超忙しく情報提供しつづけている。
  • とりのこされたけどカヴは2回のケンメルベルクののぼりを上手にこなしていた。かなりのぼり上達したようだ(←ツァベルはこのへんを見たかったのでは)
  • 二度目のケンメルベルクを下ってくる選手たち。車内のTVでボアッソンハーゲン(以下、"EBH"という)の力強い走りをみた車内は、「そうだ、エディ、行け行け!」と。
  • レースが佳境に達したとき、雰囲気はいたってビジネスライクになってくる。

「(EBHが)一緒に逃げる相手としてクチンスキーは好適だ、大変強力な走りでかつ、あまりクレバーではない」

(←ツァベルひどい、、、:現役時代の性格の悪さクレバーさがわかる)CWも一応気が引けたのか、「この表現はタクティクス上のもの」、と注記してるけど、気が引けるけど書きたかったんだね。。って私も書いてるし。ごめんクチンスキー、大きいからだでダイナミックな走り、何度もアタックしてかっこよかったよ〜。

  • ギャップが開いてきてコミッセールから追走グループの前に出る許可がでる。あがっていくとき、なんとか吸収しようと追走するウィギンスに「ブラッドリー、もうタイム差2分もあるよー2分」とやる気をなくさせる作戦をとる嘘つきホルム監督(ちなみにこのときは1分20秒しか離れていなかったとか。。まあウィギンスもまともには受け取らなかっただろうけど。
  • 最終局面。ゴール前はわき道にそれたところで車内TVで勝敗を見守る。車内は重苦しい沈黙。EBHが早めの仕掛け。ああ、仕掛けるの早すぎ。「ああ、200mが2kmにも思える。。」とツァベル
  • 「諸君、われわれは勝利した。エディ(EBHのこと)が勝った。いい走りだった。いい仕事をした。」
  • 目に見えてホルムの肩から緊張が抜ける。「現役のとき、チームカーに乗るのは気楽そうにみえたけどとんでもない。全行程緊張の連続だ」
  • ちなみに乗る前にライオネルさん(CWの人)が心配していたトイレ休憩は2度あったけど、行きたくならなかったそうです(以前の体験でレースがヒートアップして、懇願してもトイレ休憩してもらえなくて大変だったらしいので、水分を控えたのでは)

詳細は姉妹誌CSに載せるんですって。またクチンスキーがクレバーじゃないって書かれるのか。。(苦笑)
(参照)http://www.twitter.com/cyclingweekly