tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Albert、サポーターの妨害により肋骨骨折(ベルギーナショナルチャンピオンシップ)

あーかっこいいわー。。。

  • しかし、せっかくのNysのすばらしい走りに泥を塗るような騒動が。。。

Nys wins seventh Belgian cyclo-cross title | Cyclingnews.comレース後半、勝負に絡めず後ろのほうを一人旅していたAlbertは、Nysファンに自転車を引っ張られて妨害され、落車したのだとか。、それまでは追走グループにいたのだとか。で。「ブーイングとビールかけるのはともかくバイクは引っ張ってはならない」と激怒しているらしく。(←ランスにブーイングしただけでロードでは眉をひそめられるのですが、シクロクロスではビールかけまでOKなのでしょうか。。)そんな中「Nysの走りはすばらしかった。そのことがなくても自分は勝てなかっただろう」と素直に脱帽していたのは救い。

  • こちらの観客は盛り上がるのはいいけれどもツールドフランスでいえば、バスクの人たちが山岳で行き過ぎな応援をするときのようなものが感じられて、ちょっと怖いなあ、と思ってたのですが、対抗馬の選手にそんな直接手段に訴えるというのはちょっとお里が知れてしまいますね。。

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・・・・というのをCNで読んだあとに本場のサイトにいったらその後の展開があってもう大変。以下、http://www.nieuwsblad.be/sportwereld/に順次掲載された一連のニュースからかいつまんで。

  • Albertは結局肋骨骨折していた。首位を走るワールドカップは?世界選は?
  • Nysはそんなことするのは自分の真のサポーターではないと。
  • 早速紐解かれる観客とのトラブルの歴史。これは初めてではないと。ワレンスはビールをかけたサポーターを蹴って失格になったことがある。
  • 誰か犯人を撮影した人は情報くださいと呼びかけるSportsWereld。
  • 犯人特定。写真および実名掲載。Albertを転倒させたアホンダラは普段からのシクロクロスの熱心なサポータではなくサッカーのStandard the Liège に情熱をささげるタバコ販売業の太ったおじさんで、どっちかというとNysよりもAlbertを応援するほう(地域柄?)だったらしい。わざとやったんじゃないと釈明しているようですが、なんですか写真ではAlbertのキャップかぶってますよ。。。。もう蘭英機械翻訳に疲れたので詳細は英語レポートを待つ。
  • SportsWereldは「これは犯罪であって、シクロクロスという競技の死を意味するかもしれない」という論説まで発表(←ファンをコースから遠ざける措置がとられるのではないか、ということと推測。もう読めません)

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  • しかし、どこの世界に現世界チャンプがくだらないファンの妨害でシーズンを棒にふる競技があるでしょうか。
  • とりあえず、酒類の販売・持ち込み禁止とかどうでしょう。。辻浦選手なんかも走っててビールくさい、とか日記に書いているぐらいだから。。。でも無理だろうな。

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Albert suffers broken rib at hands of spectator | Cyclingnews.comCNにも出た。本人は飲酒を否定しておらず、目撃者はあの行為は意図的なものだったと見えた、と証言している模様。