自分の名前が名鑑にない?Tejay Van Garderen
ケルンのスタート前。同行のお友達たちは、選手にサインをもらうのにチクリッシモの選手名鑑*1を差し出し、自分の出ている場所を探してそこにサインしてほしい、とリクエストしていた*2が、この選手はなかなか自分の載っている場所が見つけられず苦労していた。
- だまってじいーっと右から左に一生懸命名鑑を見回す彼。見守る我々。
- ・・・まあ、フランドルにくらべたら、ケルンのレースとしてのランクはそこまでじゃないし、この人名鑑に載ってないような選手だったのかなー。
- しばらくの沈黙ののち、小さい声で"I can't find..."とおずおずという彼に、友人が「じゃあここにサインを」と余白に書いてもらった。
- 書き終わったところで「あ、ここにあった・・・」とまたおずおず言う。みてみると名鑑のかなり上座(右側頁の一番左上)にラボバンクのTT用ヘルメットとサングラスをかけた彼の写真がわりと大きく出ていた。この人は若くて新入りだから、下のほうの小さく並んだ欄のあたりだけをなんども右に左に指でなぞって自分のことを探していたようだ。私たちはかなり笑い、彼も苦笑い?写真が大きくて嬉しい驚き?こういうとき、選手によっては大笑いしてみたり、冗談を飛ばしたりするんだろうけど、シャイな人のようだった。
- 友人がじゃあもう一度、とペンを再度差し出し、思いもよらず上座に大きめの写真が載っているところへ大人しく再度サインしているところが上の写真。
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帰国後、この名鑑のHTCコロンビアの頁を担当した方にその話をしたら「彼には注目したので、普通考えられるよりもかなり良い場所に載せてあげたから、本人も気づかなかったんだろう。彼にはありがたく思ってもらいたい。」とのことだった。笑。そのとおり出世できるといいねティージェイ君。
アダム・ハンセン(黒サングラス)の前を走るのがこのときラボンが先頭を引くコロンビアトレインで二番目を走っていたTejay Van Garderen。米国人。
今年のアルガルヴェでは有名選手に混じって好成績。
Stage 4 Volta ao Algarve: Overall, after Stage 4
1. Alberto Contador Velasco (Sp), Astana
2. Tiago Machado (Por), Team Radioshack, at 0:15
3. Levi Leipheimer (USA), Team Radioshack, at 0:28
4. Samuel Sanchez Gonzalez (Sp), Euskaltel-Euskadi, at 0:35
5. Tejay Van Garderen (USA), HTC-Columbia, at 0:35
6. Rui Alberto Faria Da Costa (Por), Caisse d’Epargne, at 0:40
7. Luis Leon Sanchez Gil (Sp), Caisse d’Epargne, at 0:43
8. Andreas Kl〓den (G), Team Radioshack, at 0:43
9. Matthew Lloyd (Aus), Omega Pharma-Lotto, at 0:43
10. Joaquin Rodriguez Oliver (Sp), Katusha, at 0:4
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(後記)
気づいたら先日のツアーオブターキー(日本人も活躍)で総合2位になってるじゃないですか。それもプロローグで2位、上りフィニッシュで2位、平地ステージの逃げで2位で、米国系のサイトの一部では本日のLBLでもダークホースとなっている。恐れ入りました。というか今後注目して損はなさそうです。