tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

泥の夢をみておりました

台風一過、最高の泥コンディションとの話でうきうきと出かけてまいりました。コースは観ていて楽しく(走るほうには厳しかったのでしょうか)観戦環境も快適で。野辺山シクロクロス主催者様および関係者の皆様、素晴らしいレースをどうもありがとうございました。おそれ多くも駅からの送迎・および同行してさまざまな角度から解説していただいたお方にも御礼申し上げます。

Raphaのピンクのテープが映える。(文字はコース側を向いていた)泥は、ためしに足でさわってみたら、すごく柔らかかった。

東屋ではホットワイン、ワッフルなど販売。テーブルについてアルコールを片手に、目の前を走る選手が観られる。まるでトラックの6日間レース状態(同行者の中でわたくしだけ一人朝からお酒飲んですみません。。)フルーツ入れて暖めたホットワインで大変美味しゅうございました。ほとんど飲み干してからの写真なのでワインの色が写ってない。果汁入りでも色はにごってませんでした。ワッフルもバターとメープルシロップが置いてあって、こういう非日常時なので両方塗って食べたら非常に幸せだった。

そして、目の前は丁度1周回目に続々とスリップする落車ポイントだった。転ぶ選手を目前に、ああーと毎回思わず声が出る。しかしカテゴリー2およびマスターの選手は2周回目にはほぼ修正。同行の権威あるお方(以下、「権威」とします)によれば「スピードの出しすぎと、滑りやすい箇所でハンドルを切ると駄目」脚もまわさないほうが安全、でしたっけ?↓この人は無事クリアですね。(後記:ツイートいただきまして、山田選手でした。前の選手の落車を見て慎重にクリアされたとのこと)
同行のお友達の旦那さんは「東屋に入ってくるスピードでだいたいクラッシュするかどうか予測できる・・」と怖そうにおっしゃっていました。

ブリジストン・アンカーの山本幸平選手はカテゴリー2とエリートの両方にMTBで出場。まだMTBのシーズンが終了しておらず、シクロクロスでのポイントがつかないようにするためとか?ロードにも出場している選手みたいだけれど、大柄でダイナミックな走りには思わず毎回見とれてしまった。(補足:アジア大会が迫っており、ポジションを変えたくないからだそうです。コメント欄参照)

足立選手、でしょうか

世界選手権資金に売り上げが寄付されるオリジナルのカウベルは、10時過ぎに到着したときには完売していました。残念。

牧場にはゴールデン・レトリバーとビーグル犬が飼われていた。

C2表彰台。左から足立、山本、伊東選手。

ヤギに心で呼びかけたら本当に心が通じて寄ってきた。。なんかを私に訴えかけてきたので、犬の要領で頭をなでたら、ごつりと角に手があたった。毛は剛毛だった。ジャケットの袖をしゃぶられた(笑)ヤギと遊んでいるあたりで、タナチュウさんに、「向こうに牛と泥のポイントがある」と教えていただく。

印象的なジャージは埼玉県のチームでしょうか


↓左の中込選手はご夫婦で近くでペンションhttp://www.sy-nak.com/sy-nak.htm経営されているとのこと。一度普通に観光で八ヶ岳にいこうとしたときに、うちの夫がここに泊まろう、といったことがある(実現せず)真ん中の勝者が片山選手、右がお子さんが生まれたあとの初レース?齋藤選手

地中の肥料が発酵して熱をもって湯気をたてているのか、たんに霧が地面におりているのか幻想的な風景。

権威、タイヤのブースをチェック。。ちなみにシクロクロス用のタイヤは前輪は模様が前にすすむ向きにセットし、後輪はがしっと地面をグリップできるように前輪とは模様を逆方向にセットするらしい(ところで今年ルールが変わってタイヤ幅が去年より狭くなったようです。)

牛ポイント方面を見にいってみると、エリートの選手が試走中。辻浦選手。

気づくと、スタートゴール地点からだらだらーと上る地形になっていて、それが走るうちにかなり応えてきた、とエリートレースの前に走り終えたという方からお聞きしました。

泥のところを担ぐか、乗るかについて意見交換中。

大阪福島区の「タベルナ・エスキーナ」http://matrix-sports.jp/contents/osusume/osusume_cat01/osusume01.htmlさんがエスニック風カレーを販売していた。300円。結構辛かったがココナッツ風味でにんにくも効いていて、おいしかった。

こんなところにもRapha。

泥セクションの脇は畑。キャベツあり、大根あり、紫蘇あり。


「子牛のインターバルトレーニング」と言っている人がいたけど、走るとけっこう速い。

全日本選手権をもう何連覇しているかわからないほど連覇中の辻浦圭一選手は3年前の琵琶湖マイアミランド同様速かった。それに迫力があるのに走りはどこかしら優雅だ。http://www.tsujiurakeiichi.jp/2010/01/ 毎年冬はヨーロッパでシクロクロスの大きなレースにも参戦されています。(ロードのレースも?)FIDEAと練習もしたんですよねー。

↓本コースを設計したスワコレーシング(シクロクロスの会場でこのジャージは名門チームである、と初回観戦のときに教わりました)の小坂正則選手(小坂父)。サングラスとった風貌はなかなか素敵な方です。(そして、同世代の星・・・)

↓「ブリッツェンの小坂光(小坂息子)選手がシクロクロスを走っている」というか「シクロクロスの小坂光選手がなんと、ブリッツェンで走っている」というか(私は3年前シクロクロスのほうで彼を初めて見たせいか、後者。笑)

端っこギリギリが硬いので皆こっちを通ってきて、自分たちの立っているところあたりで丁度加速がかかって大迫力、テープギリギリに立ってたらぶつかるので観客はみな後退。
↓池本選手。http://d.hatena.ne.jp/IKEMOTO/ 日記拝見してます。 ヘルメットカッコイイ(ヨーロッパへ何年も遠征しておられた方で、以前日記でハモンドをいいやつ、とほめてくれていたのです)

権威、「右だ右」とか周回遅れの選手に「後ろ来てるぞ、よけろ」とか指示飛ばす。

↓米国からの招待選手、モリー・キャメロン選手。タトゥーは大きな星。

↓オーガナイザー、矢野氏。素晴らしいレースを本当にありがとうございます。。。

↓丸山厚選手を男前だ〜といったら権威より「・・・でも、ベテランだよ?」との補足情報が(苦笑)Massa-Focus-Outdoor-Productsというのは三船さんのチームhttp://www.team-massa.com/cat5/だそうです。07年は三船さんのダイナミックな走りに魅了された。。

↓山本幸平選手。

大根は静止しているので撮り易いですね

顔が切れてしまい申し訳ございませんがかっこよかったです


↓おそらく大塚潤選手の足です。このときはまだ大丈夫ですが、レース後拝見したところむこうずねは泥に混じって出血もありました。タイヤが外れてしまい、しばらくリムで走ったそうです



↓ただ、担いでいるのではありません。鈴木祐一選手

・・・あれだ、昨シーズンのSuperprestige Diegemでメカトラが起きて歩くNysを彷彿とさせる。。(ってあれは結局しずかに歩いてリタイアしたんだっけ、失礼しました)

後輪が壊れてしまったのか、ありません。このあとどのくらいの距離を担いだのでしょうか。。。
コレをみて「どうせなら前輪も置いていったらもっと軽く走れたんじゃ・・」「フレームごと置いていったらもっと軽いけど、やっぱり反則だろうか」という冗談が沸き起こる。しかしフレーム置いていったらただのランニングで自転車レースにならないのでは。。。苦笑
その後ろから走っている選手は、かなり低い態勢で押して走るのが印象的だった。

辻浦選手、ゴール後笑顔

このチームのジャージはおなかからパンツの色合いがFIDEAに似ていた!この写真だとわからないけど

ほら、素敵・・


おめでとうございます!プレゼンターは滝沢牧場の社長さん(地元商工会会長)

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来年はUCI登録のレースとし、米国から複数の招待選手を招き、おそらく11月27日、、って言っていたような。来年はもっと盛り上がるでしょうね。。来るときの電車で一緒だった輪行青年(ロード装束)は、シクロクロスがどんななのか今年はまず見に来た、といっていた。今年観客だった人たちが来年は出場、というのが増えそう?
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(2007年の琵琶湖マイアミランド以来生まれて二回目の生シクロクロスの観戦でしたが、クロス観戦では応援のとき拍手はしないのでしょうか。選手が通るとつい拍手+ガンバレーがでてしまったのですが。。