tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

心理戦には乗らず、自らの痛みに埋没せよ

以前のように常勝ではなくなったNysはシーズンスタート時はもう一つだったので、軽視されていたが、11月になってから連勝、周囲を圧倒している。

10年前の自分と比べて劣るところはないと昨今の好調さを語っている。周囲に34歳であることにつきしょっちゅう聞かれるけれども、自分では25歳くらいに感じているし思ったとおりのトレーニングができる限りは心配ないとのこと。
http://www.velonation.com/News/ID/6343/Sven-Nys-feels-like-25-years-old-ready-for-Superprestige-Hamme-Zogge.aspx

そんな彼は年間30勝(つまりいつも勝っていた)時代より今のほうがファンが増えたと自覚しているらしい。(←私も常勝時代の彼にはもうひとつ入れ込めなかった)

経験を積んで、若い頃よりも精神面では強くなったといっているらしい。

かつてのライバル、De Clercqの言葉「("The older a crosser gets, the meaner he becomes."(クロッサー(クロスの選手)は年をとるごとに意地が悪くなる)」について尋ねられたNysは微笑みを禁じえなかった。それは個人の性格しだいで、そんなことはないとNysは考えている。De Clercqはレースの外では好人物だったが、レースではひどいものだった。手段を選ばずNysを打ち負かすことだけ考えており、他の選手と共謀することも辞さなかった。Nysは自分にはそんな策を弄することは必要ないと思っている。

Albertがコッペンベルクのスタート前、Nysのタイヤを触り「どれだけ硬く空気いれたんだい」と言ったらしいが、Nysのタイヤはやわらかかった。「そんな心理攻撃はすべきじゃないのにと思って聞いていた。若いときの自分なら、そういわれると今もっと空気を抜いて悪路に備えるべきかと動揺したかもしれないが。」と言っている(笑)

細心の注意を払いながら自転車でトレーニングし、自分の体を痛みの中に追い込む、気がつくとものすごく集中している。レースのリザルトはそれら努力への報い。

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Albertが心理戦の目的でそんなことを言ったんなら、ノムさんタイプ?(笑)でもネイスもアルベルトの性格をなんとなく批判?場外チクチク乱闘もまた楽し。