tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

「ウルト君ののろい」考

昨日、ツールドスイス表彰台でのウルト君をおろそかにしたらしっぺ反し、というエントリに、だれがそうだったかというのを書いていませんでしたが、この人です↓

キルシェンは2008年ツールドスイス第6ステージを勝利し、リーダージャージを二日間着ることとなったが、表彰台で、両側のお姉さん達の肩を抱えるために、大きくて扱いづらいウルト君をボトっと床に落とした。間違えてじゃなくて、ボトっとおとしたんですよ。おねーちゃんのために無残に打ち捨てられたウルト君。。
http://d.hatena.ne.jp/tannenbaum/20080621#p2←目撃したときの当日記。
その翌日、個人TT。キルシェンは失速、クロイツィゲルにジャージを奪われることとなる。これをみて、ウルト君ののろいではないかという印象をもった。
今すぐ思い出せないが、あの長くてあつかいづらいウルト君、ちゃんと座らせる手間を惜しまなかったほかの総合リーダーたちがいたはず。それを心の余裕の現れではないかと思ったりした。
http://d.hatena.ne.jp/tannenbaum/20080730#p1
同年、キルシェンはツール・ド・フランスでもリーダージャージを着る場面があったが、こんどはいきなり貰ったライオンのぬいぐるみにキスしたりして、スイスの轍を踏まないようにしてるようだった(違)

  • そして、最終日の表彰式。優勝したサストレの息子はライオンのしっぽを掴んで振り回すという暴挙に出る。フレイレ息子との対立関係が招いたこととはいえ、人々の胸に刻まれたシーンとなった(苦笑)
  • 翌年、サストレは表彰台が目標というレベルに甘んじたあげく、じりじり順位をあげてきた勝負の山岳ステージで遅れてしまうという憂き目にあうこととなる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B92008
↑さて、2008ツールに見る、「ぬいぐるみをかわいがればそれでいいのか」という問題。その年、キルシェンの真似をして?ライオンをとても可愛がっていたエヴァンスだったが結局サストレに総合リーダーを奪われた。
http://d.hatena.ne.jp/tannenbaum/20090621/p2
その翌年、スイスの表彰台で、名残を惜しむようにひときわ熱心にウルト君にチュッチュとキスをするヴァリャベッチの姿が。彼は案の定、ウルト君とはお別れをすることとなる。

                  • -

以上からして、ウルト君を粗末に扱うとTTで逆転され、ライオン君を粗末にすると翌年辛い思いをし、かといってあんまりべたべたぬいぐるみを構うと結局リーダーの座を明け渡すではないかと思っています。観察続行します(笑)
Photo: Tim Lee
ウルト君着ぐるみもあるのか。。あくまおじさんと二人で赤べこのようなコンビ。。