剣道着を作ってみました
先日、羽生の藍染の工場に行ったときにふと、刺し子の剣道着用藍染布が安売りになってるのが目に留まりました。
剣道着は現有の夫の二枚もそうだけれど基本が藍染め。布を丈夫にするのと抗菌効果などの意味があるらしい。で、購入した羽生のあたりは武州藍染めといって昔から剣道着用の布のシェアが断トツらしい。
- 売ってるほうもまさか剣道着作る人なんていないだろうから、「色うつりに気をつけて、敷物にするとかして使えば良い」とか言っていたのですが、「だめもとで剣道着作ってみる」といったところ、若い人ではよくわからず、ベテランのおじさんすっかり張り切って、身頃用の布と同じ織糸のよりの本数の袖用の布を倉庫から出してきてくださいました。
- 布が分厚いので、家庭用ミシン無理?と聞いたところ、この刺し子布は厚いが、ふわふわ目が粗くて、家庭用ミシンでも縫えるのではないか。とのコメントがあり、ダメなら敷物にしようと、とりあえず購入して帰ったのでした。
- 現有の剣道着(くさい。。。)の寸法を測り。
- Made in じゃぱん 夏用剣道着を作ろう~2008 型紙編このサイトの型紙図を参考にさせていただき。
なんかもう、いちいち重いし断ち目をロックでかがっただけで疲れました。が、ロックミシンはまだ動力が大きいからここまでは楽勝だったことにあとで痛感することに。
無理からに家庭用ミシンの押さえ限界の厚さを縫い(布送りについては手で押して引いて補助)
パワー不足で縫い目がゆがみまくり、「縫うことはほどくこととみつけたり」襟は肩当てを重ねているあたりなど6枚重ねになっちゃって、手で勘で布を送るしかなく、曲がりまくり(動力の強い職業用ミシンがほしい。。)
(ところで布は4-5回ぐらい洗濯機満水にして洗ったのですが、手は作業するたび青くなります。新品剣道着購入のときと、藍染めでカットソー縫ったときに経験済みですが)
最初そのへんにあったテトロンのバイアステープを縫い代始末に使っていて結び紐もそれを使おうと思ったが、思い立って藍染布を購入(それを買った店で色落ちのことをしつこいくらい注意される。そりゃそうだ知らないで買うと絶対クレームだよね)、テープメーカーでテープにし、結び紐に。
このほうが断然肌触りが良い。最初の縫い代用のところからこうすればよかった。
・・・実はまだ襟のステッチも未完成だし「馬乗り」後ろ中央裾のスリットみたいなところを作ってません(苦笑)
- 夫は現有の2枚のうち、先日風の強い日に1枚をどこかに飛ばしてしまった(ベランダから)ので*1、一枚しか剣道着がなかったため、未完成と言っているのに着て行ってしまった。
- 結局帰宅後、収まりが悪いというか、ひっかかるらしくて、やっぱり後ろにスリットいれてくれと言われた。
えいっと19センチの線をひき、ざくっと切る。
例の藍染テープをふちに縫いつけた。適当すぎ。目がふらふら(苦笑)
もうあちこち曲がりまくりだけれど、できたことにした。身頃布は左右に二着とれる配置になっているので、あと一着作れるのだけれど「職業用ミシンがあればまっすぐ簡単に縫えるんだけどなあ」と夫の前で暫くつぶやいてみようかと(苦笑)今のミシン、これを縫うのに寿命が縮んだと思う(もうすでに寿命かもしれないけれど)
- まだ「名札をつけてほしい」と言われてるのですが、刺繍機能のないミシンしか持ってないので、アイロンプリントをした布をまつりるけるしかないかな。。
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- 関係ないのですが、剣道をしている人たちは日に当たるところで練習しないという理由を超えて、妙に肌が色白で美しい場合が多いらしい。夫は藍染の成分が汗水に曝され熱で暖められ発酵かなんかしてお肌になんらかの働きをしているという説である(苦笑)
- そういえば藍をつかった石鹸や化粧品をみかけたことがある。糠漬けをやる人の手が美しいようなものか。。
*1:よくベランダから落ちたものは管理人さんがロビーにおいておいてくれるのだけれど、今回の剣道着は着こんで色あせ、擦り切れ、あと汗臭いのもあいまって拾った人はごみと判断したのだと思う。