観戦者の補給
2007年、ツールのロンドンとベルギーステージに行ったが、旅行中痩せた。
- 当時為替は1ポンド250円程度のかなりのポンド高で、日本人観光客に遭遇することは皆無。フィッシュ&チップスが2500円ぐらい、と脅かされていて半信半疑だったが、本当に日本でいえばふつうのさば味噌定食クラスのごはんが2000円以上の世界だった。
慣れない海外観戦であわあわして余裕が無かったこともあり、朝ホテルでパターン化したパンやら玉子らを食べたあとはコンビニ*1でサンドイッチとサラダと飲物買ってその日の食事は終了。一日2食。
- レース会場では何かを買って食べた記憶についてはあまり残っていない。上記コンビニのサンドイッチを買っていないときはハイドパークでハンバーガーか何か、ゲントでホットドッグ?カンタベリーでは地元のパンやさんのパン?いずれにしても1日2食か2.5食程度。レストランにはいかなかった。行く気しないよー。
- その合間に英国駐在中だったid:fucchoさんにチャイナタウンに連れていってもらったのが唯一のレストラン経験だったかも(有り難うございました)。
宿のそなえつけお茶セットで飲むふつうのティーバッグ紅茶が、水質のせいかやたらめったらおいしかった。昼間の補給不足でふと夜中に空腹を感じたら (鈍い&遅い ) そのお茶セットの中にクッキーも入っていて非常に助かった (そんなもので命をつなぐって。。)
- 観戦終了後移動したブリュッセルのホテルに到着した日に1日中ぐったりホテルで寝ていたが、今思うと食べていなかったからかも(当時は気づかなかった。危険)。
2012年シクロクロス世界選。まだたった3度目の海外観戦。
前も貼った写真だけど、試走の日にしてこの飲食用テントの盛況、
これが同じ場所、ジュニアとアンダーのレースの日。人数よりも人びとの雰囲気がまるで違う。エリートのレースの日は恐ろしくてこのあたりには近づきませんでした。
基本が
食え。飲め。
という前提で運営されていた(ちなみにこの世界選のために用意されたビールは真冬にもかかわらず3万リットルとか)
このチケットをまずブースで買って、食事3枚、飲み物2枚で交換、だったかな。チケット可愛いデザイン。大量販売が前提である。
カップが汚くて申し訳ないけど、チリビーンズみたいな味つけの、中に小さい角切りの肉が入っているスープ
この倍くらいの種類のフリッツ(フライドポテト)用ソースが並ぶ。サムライソース、っていうのもあった。中国のあずまやのようなイラストが付いていて、あまり日本と関係ない味付けのようだった。
ところで、私たちはそうやってジュニアとU23レースの間うろうろしていたため、レースを見るための良い場所は取れなかったわけですが、
場所を死守するためには当然、、
持参したものを立ち食い
かんたんなものを立ち食い。なわけですね。
しかし、こんな観客必死、なレースまっさかりの時間帯でも
お、いいねーと声をかけられながら、遠くの売店までビールをまとめ買いに行ってきた女性も。人数がいればこれも可能ですが、しかし、あの雑踏のなか砂丘の上に陣取っていた仲間の場所まで持っていった模様で、すごいな。
かわいいね
つまり、当たり前なことですが場所取りしてレースガチ観戦か雰囲気エンジョイかで食物に関わる動きは変わって来るし、大人数居ればその両方が楽しめるかも。しかし大人数では遠慮も拘束感もあるだろうから、気分に任せて動けないかも。まあ人それぞれ。
で、先日のGPミストラル。
選手の後ろでは持参した補給食を食べる観客。帽子やマフラー・フードで頭や顔を保護しながらでないと耐えられないほどの寒風がふきすさんだ。そして、食品販売ブースはいつもない(吉見総合運動公園は火気禁止の場所らしく、飲食ブースは出店できないらしい)。
- 自然と、立ち食いとなるわけで。私も立っているのも辛い情況のなか、シリアルバーにチョコレートがかかっているのをエンジョイレース中に立ったまま食べました。温かくない食物でも最低限カロリーを摂らないと、どんどん体が冷えてゆくような気がする。
- お台場や野辺山では飲食ブースが充実していたが、ミストラルはそれがない。それを踏まえた上で観客も楽しんでいるのでは。
- おいしい飲食物を売っているとそれはそれですごく楽しみなのだが、まずはレース観戦が先決なのだから、個人的には観戦中の補給食は最低限でもあまり気にならない。というか次々に応援したい人がでて来るレースが続くとゆっくり食べるひまがないのがロードレースとシクロクロスレースの観戦の大きな違いではないだろうか。
- 知り合いどうし補給食交換したり、大袋で差し出されると取りにくいだろうからと一人分ずつかわいい小袋に詰めて配ったり。
終わったあとは温かい汁物が非常に食べたくなった。帰りに駅ビルでラーメンを食べると体中に温かさと塩分が染み渡った。そのコントラストを体感するのもある意味醍醐味?
*1:大手スーパーTESCOの系列コンビニがあちこちにあって、食物わりと充実