さらばTegel空港
別に航空オタクではないはずですが、ベルリンのテーゲル空港には少々感銘を受けたので書いておきます。
(前回からの続き。。)2012-02-06 - tannenbaum居眠り日記zzz←前回
そんなこんなで、世界選男子エリートのレース直前にKoksijdeを離れ、ブリュッセルからベルリンまでは、空路Brussels Airlinesの2589便を使って夜9時半前にベルリンのTegel空港に着いた。ちなみにブリュッセル航空は旧ベルギーのナショナルフラッグ航空会社で破綻したサベナベルギー航空の血を引いているので(資本はヴァージンだったかな)フライト番号にはいまだに「SN」が付く*1。
ベルリン・テーゲル空港 - Wikipedia
この空港は、5月に新しいブランデンブルグ空港の開港にあたり、閉鎖予定である。
ヨーロッパ内路線なのでそんな重厚長大なものは要求していなかったのですが、到着したらいきなり。。。
真冬の夜のベルリンに着いたら(路面には雪がうっすら)、タラップ降りさせられました。。タラップ久しぶり、「兼高かおる世界の旅」かよ、、(古)しかし、おもいきりいきなりガツンと寒かった。。
- しかし、旧態依然とバカにするなかれ。大変機能的な空港だったのでした。
- タラップ降りて目の前の建物入るとすぐにバゲージクレーム。大きさというか、ローカルな雰囲気は日本の小ぶりな地方空港(南紀白浜とか。。)
- その場でほとんど待たされることなく、チェックインしたスーツケースはさっさと小ぶりなベルトコンベアーから出てきた。地上職員もサボらないドイツ、というステレオタイプな印象を強くした。
- ちょっとお手洗いに行っている間にほかの乗客はとっととその場を撤退、あっという間がらんと人がいなくなったのにも驚く。
- 建物出たらほとんど歩かない目の前にタクシー乗り場が。うーん、機能的だ。着陸後の自分のたどった動線にぜんぜん無駄がない。
こんなにテキパキとものごとが進む国際空港は初めてだった。びっくりすると同時に、合理的な構造に感心。(あと、無駄にだらだらしない乗客たちにも。たぶんビジネス客が多数だったものと思われる)
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さて、これは日本に帰国する朝のテーゲル空港、エールフランスのチェックインカウンター前の通路。天井が低い。
- ここにたどり着く前、タクシーの運転手が突然路上の分かれ道に停車して「どの便だ」と聞いた。路上前方の植え込みに巨大な電光版があって、各出発便が表示されている。AからDまであるターミナルのどれであるかを、途中の路上の一旦停止スペースで確認させて、そのまま道を分けているようだった。
- ちゃんと伝えたはずのゲートと違うところでおろされた。白浜空港のくせに(失礼)けっこうターミナル間は広い。つまり、白浜空港が4つぐらいつながっているのがテーゲル空港のようで、その一つ一つがコンパクト故に、サクサクものごとが進むという印象。
朝日がはいってきた、広告は英語
天井ひくいわー。採光もあるし、別にいやじゃないけど。
- 預かり荷物のチェックイン手続きをしているとき、システムが5-10分くらいの間、全面ダウンした。端末もコンベアも動かない。カウンターのお姉さんは「どーしようもないわ。ちょっと待ってくださいね」といって「寒いですよねー。今朝はこちらの基準でも寒くって、マイナス10度の中を通勤なんてとんでもなかったわ」と愚痴っていた。ここの電気系統大丈夫かー。機体の整備とか大丈夫か、と思ってたら復旧した。
上記ウィキによると
1948年のベルリン封鎖時、わずか49日で滑走路が建設され、西側諸国からの援助物資は西ベルリンにある空港を通じ空輸された。当時ヨーロッパ最長の2400mの滑走路が建設され、約2年間に27万回の物資空輸が行われた。
東西冷戦時代には、西ベルリンの特殊事情により、この空港ではアメリカ合衆国・イギリス・フランスの3国の国際便に制限された。
ベルリン・ブランデンブルク国際空港の開港(2012年予定)後は閉鎖予定。
突貫工事で作られ、ヘビーに使われた空港、見た目よりすごく機能的な、どこかチャーミングな空港、さようなら。
これがテーゲルを出た後降り立ったパリのシャルルドゴール空港のエールフランス日本向け便の出発ゲート。比べるとものすごくパリっとしてて(ダジャレのつもりはなかった)、天井が高く、新しい。
- 新しいブランデンブルク空港は、どんなになるのかなー。
Berlin Tegel Airport - Wikipedia, the free encyclopedia
英語のwiki。なんだか沢山情報がかいてあるなー。