tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

信州シクロクロス第5戦 霧ヶ峰 (その1)(前フリと大自然)

信州クロスというと日本におけるシクロクロス発症の地…否、発祥の、旧「シクロクロスミーティング」として古くからシクロクロスが行われてきたところで、現在も渋く厳しい戦いが繰り広げられているという話。車に同乗させて頂けるチャンスがあったので行ってまいりました。

2012-2013 第5戦 2012年11月11日 霧ヶ峰高原 « 信州クロス - 信州シクロクロス公式サイト – 旧シクロクロスミーティングいきなり公式のリザルトページですみません。

陸上競技連盟の高地合宿所に今回のコースは作られた。1600mの高さで、世界でも数少ない標高の高い会場である。
乳酸の溜まるような疲労がないのになぜか全力が出せない、苦しい。ウオーミングアップが足りないのではないか?おかしい、おかしいと思いながら走った方がいたと思う。これが酸素の薄い競争だ。

ここのコースは、攻め方がある。チャンピオンがなかなか勝てない場所であるし、ベテラン佐宗がスワコの若手を手玉にとって、100回走ったら100回勝つような競争をしてカテゴリー1に戻った場所でもある。

・・・クロスの鬼、佐宗さんのカテ1に戻った時のお話が出てくるなど、解説が非常にディープです。。。信州クロス。

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  • 朝4時にさいたまを出発(車でピックアップしてくれたM君の携帯を一回鳴らした直後に車が静かにスッと眼前に現れたので、スパイ映画のようだった)8時前に霧ヶ峰スキー場に到着。
  • 雨は降っていないものの、雲が厚く冷たい風が吹きすさんでいて予想以上に寒い。まだ到着している人は少ないが、テントを張っている人がいた(驚)きっと夜間は零下だよね。。キャンピングカーの人もいつもレースでみかける車らしい。
  • さっそくコース下見。。「変化は少ないですよ」とM君。

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  • 陸連のグラウンド+山道。というコースのよう。ちょうど受付テント設営中だった。って、ここ、陸上の高地トレーニング用の合宿所なんですね。。日本のボールダーなのか、霧ケ峰。そのわりに審判台とかはげてる。。

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  • 斜面を歩くと、表面は霜で白く美しかった。これは日が昇ると湿って走るには厄介になるらしい。

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  • これが平たいグラウンドから一気に山区間に上らせる急坂。狭いので、前の人がひっかかると大渋滞で、タイム差が生じやすいのだとか。

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  • 針葉樹のふかふかした落葉や、ウッドチップの敷き詰められた道(自転車ではふかふかして進みにくそう) を踏みしめて進むと、一部林の中の熊笹が切り払われていて、丸太を越える区間が。

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  • ああしかし、真っ白。

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  • うわーい、キレイキレイと喜んでやたらシャッターを押すので、「植物写真でブログ1本かけますね」と言われる(じっさい、ほぼそうなっている)

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  • 現役で使ってる流しだと思うのだけど、オブジェ感があっていい感じ。

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  • M君と顔見知りのHATO SUNの人が早くも自転車で。。ジャージとソックスの隙間の生肌が凍りそうで見ているだけで寒くて気の毒に。。

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  • 着物の裾模様みたい。。きれい。

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  • ちょっとは人出がでてきた(苦笑)
  • しばらく車で体を解凍してから、M君は前日未明に組み上げたばかりの新車で試走に。エンジン切った車内でも十分に屋外よりは暖かい。上がってくるとき麓の集落で2度という温度計表示をみたが、たぶんここは今それ以下だろう。。ベルリンでマイナス10度のときに歩き回った装備に近いものを持参して「荷物多いですね」と言われたが、持ってきてよかった。どんどん上も下も重ね着してカイロも貼っていく。駐車場の正面がトイレで、着替えは容易だ。
  • 全部着ると、鏡は見ていなくても自分が団子というかダルマのような感じがした。地面はドライだか、脚に風を当てないために長靴になる。長靴を履いたダルマ。押すとコケるよ。
  • 駐車場にどんどん出場者の車が到着してくる。聞いていると「寒いですね」「思ってたよりもすごく寒い」「寒くてしょうがない」という寒いという会話ばかりが聞こえてくるほど寒い。ましてやサイクルジャージに着替えた人はいくら色々羽織ったりアームカバーなどを装着しても身に染みるだろう。
  • 自分だけが体が甘えて寒いのかともおもったが、本部付近の係りの皆さんにしても地元民だろうけど、今日は寒い、と口々に言っていたので本当に寒かったんだろう。
  • そうか、試走を見てこそのシクロクロスの醍醐味。。。のうのうと車中にいるのではダメだ、と持参したお湯ポットでわかめスープを入れてえいやと車外に繰り出す。
  • 途中遭遇したM君に「一番端のピークのほうまで行ってみたら、山の眺めがとてもきれい」と聞いたので、歩き始める。

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  • 広々とした眺め。なんでしょう、この寂寥感。でも心惹かれます。

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  • あら、ちょっと、絵になるじゃないの。。アメリカのなんとかいう画家の絵の世界みたいだ。

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  • グライダーが飛びたつ場所だったのですね。

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  • これこれ、こういう納屋と野原と、農家の人物とかをえんえんと何十年も同じ人たちを書いた画家。。名前が思い出せない。

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  • 今回一番気に入った景色。

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  • 雲海に浮かぶ山の頂き。そういえば、あまりに寒いので、1600mの高地で酸素不足になっているかどうかはよく認識できませんでした(が、あとで、レースになると体がなぜか動かなかったという選手のコメントを複数聞きました)

(つづく:レースが始まりませんでした。申し訳ありません)