tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Albert独走の後ろで(Soudal Classics Leuven 2012)

昨日のストリーミング観戦はSoudal ClassicsのLeuven。独走するAlbertの後方で追走グループをコントロールして印象に残ったのはAlbertのチーム、BKCP軍団。なんだかやたら固まって同じ白黒だった印象。

↑どこで拾ったか忘れたネタ画像、、放送の合間にもAlbertが何かこういうCMに出ていましたが。。

  • なんだか短い上りや嫌なかんじの急な下りがあったり、へんな溝みたいなところを走ったり、うねうねした泥に覆われてる。
  • いつものスタートダッシュで張り切ってるラボバンクの「子犬」Van der Haarがだんだん見えなくなる。。青白くて唇が赤くてキレたら怖そうなPeetersが狙っていくが、頭が長いのかヘルメットがいつも浮いているように見えるAlbertがいっちゃった。Albertが行っちゃうと大幅リード独走圧倒勝利っていう展開が多いんだよねえ。ここでストリーミングから離脱した人が多いようだった(私のタイムライン上)。

もったいない・・・

←画像フォルダにあったもったいないおばけ。

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  • Albertが突っ走る後ろの追走グループに蓋をするBKCPの白黒ジャージがたくさんいるので、選手名をチェックし始めたら、いつもセカンドエース的なチェコ人、シムネックJr.ではない模様。。なんだか若者たちがゴロゴロいるじゃないですか。
  • まず、今年のU23世界選で砂地でいい走りをしたのに「ジャック・ラッセル・テリア」ファンデルハールにしてやられたヴィーツェ・ボスマンス。

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↑世界選U23最終周回。小柄なVan der Haarともう一人のオランダ人選手に囲まれ、緊迫の勝負をするベルギー人Bosmans。

  • そして、しばらく鳴りを潜めていた前ドイツチャンピオンのフィリップ・ワルスレーベン。
  • あと一人BKCPの選手が追走集団にいたんですが、誰だったでしょう、最近好調なディーター・ファントゥーレンハウトかな(参照:http://d.hatena.ne.jp/tannenbaum/20111219#p1
  • ワルスレーベン、あんなに活躍していたのに鳴かず飛ばず、という日々の後だったので彼が2番手につけたのを喜ばしく応援する。
  • 結局、ワルスレーベンのところに上がってきたPauwelsは得意のアップダウンを利用してどんどん先へ行ってしまった。
  • その後PeetersとNysという大人たち(笑)と合流するが、その二人と比べると体は小さいし、ビッグネームに挟まれて格下感満点な感じに。。
  • 結局最終的にはかなり後方でレースを開始して「どうしちゃったの・・」と思っていたNysがうまく帳尻を合わせて表彰台をゲットした。さすが。この「Nys流石」「Nysやっぱり」でシミジミかっこいいと思い嬉しくなってしまうところが、私がここ数年シクロクロスレースをたくさん見てもなかなか飽きない原動力の一つだと思う。
  • 巨人、大鵬、Sven Nys。いいじゃない(←基本アンチ巨人なのに矛盾、、、)

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Philipp Walsleben←Cycling Archives。

  • ワルスレーベンを期待できる若手と思って見ていたのは、2010-11シーズンだったでしょうか。。今年はじめの世界選で彼をみたときにものすごくひさしぶり感があったので、昨シーズン2011-2012はかなり低調だったと思う。

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↑今年はじめの世界選試走時。これはワルスレーベンですよね?

  • U23世界チャンプ(2009年)や、若いのにエリートのドイツチャンピオンを連続して(2009-2011)獲ったりしていたのに最近はレースで目だっていませんでした。
  • 2008年のU23カテゴリで走ってたときのビッグレース勝利数がすごい。
  • 2008 2° in Lille -B-, Cyclo-cross, U23 (BEL)
  • 2008 2° in Stage 1 Tour de la Province de Luxembourg, Bomal-û-Ourthe (BEL)
  • 2008 1° in Stage 3 Tour de la Province de Namur, Gesves (BEL)
  • 2008 1° in Hamburg, Cyclo-cross (GER)
  • 2008 1° in Schulteiss-Cup, Cyclo-cross (GER)
  • 2008 1° in Ruddervoorde, Cyclo-cross, U23 (BEL)
  • 2008 2° in Kalmthout, Cyclo-cross, U23 (BEL)
  • 2008 1° in Tabor, Cyclo-cross, U23 (CZE)
  • 2008 1° in Koppenberg, Cyclo-cross, U23, Oudenaarde (Melden) (BEL)
  • 2008 1° in European Championship, Cyclo-cross, U23, Liévin
  • 2008 1° in Pijnacker-Nootdorp, Cyclo-cross, U23, Pijnacker (NED)
  • 2008 1° in Gavere - Asper, Cyclo-cross, U23 (BEL)
  • 2008 1° in Hasselt, Cyclo-cross, U23 (BEL)
  • 2008 1° in Hamme-Zogge, Cyclo-cross, U23 (BEL)
  • 2008 1° in Frankfurt a/Main, Cyclo-cross (GER)
  • 2008 1° in Zolder, Cyclo-cross, U23 (BEL)
  • 2008 1° in Diegem, Cyclo-cross, U23 (BEL)
  • いつのまにか25歳になっていたんですね。今年の世界選U23 のドイツ人を見て彼かなーと思ったりしてたのですが、もうU23 じゃない。昨日のレースで一瞬一緒に走って引きちぎられたパウエルスなんかと3歳しか違わない、もうあんまりうかうかしていられないですね。
  • ちなみにワルスレーベンは2008年以降ずっとベルギーのチームに在籍しているせいか、フラマン語を話すらしいです。彼女がフランドルの人なのかしら。←憶測

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  • 同じように若手で期待していて、今年こそ真のエースとして表彰台常連になる予定だったTom Meeusenが今シーズン体調不良や落車などでいつまでも調子がでていないのが気になっていたが、今回は走る前から割合晴れ晴れとした表情なのが印象に残った。そしてリザルトも、そろそろ期待が持てそうな5位に入ったしこのまま順調に復調してもらえると面白くなる。

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  • ロードレースファンの友達とシクロクロスの話をすると「結局、同じ顔ぶればかりが表彰台に上るのがつまらない」といわれてしまう。
  • 同じ面子の連続テレビ小説みたいなのが面白いんじゃない。。とも思うんだけれど。
  • また、その都度同じ顔ぶれでもコースによって展開が異なる楽しみがあり、表彰台に登れなくても、「いつも脇役の選手だけど、この人が今日は勝っちゃうかも?」「今日のこの選手光ってる、来年あたり表彰台常連になったりして?」「今日のアメリカ人は何位が最高かな。。」などとあれこれ考えながら観戦するのも大変面白い。フランツォーイを毎回探してもいいし(毎回はいないけどorz).
  • とは言うものの、できればもう1枚、3強に割って入るような存在、StybarやBoomみたいな強力な存在が台頭(←今見るとどちらもベルギー人じゃない。。。)してくれるといいな。そう、できればベルギー人以外が面白い。


↑これは昨日の表彰台。いつもおなじといっちゃ同じなんだけど。そこを味わえるかどうかが分かれ目。。シンプルな味わいの玉こんがおいしいのがわかるかどうか、みたいな。(ところで花束をラッピングしているセロファン紙?が日本の昔よくあった真っ黒のゴミ袋みたいなんですけど。。)