tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

世界選手権 コンディション、選手コメントなど

The National Oceanic and Atmospheric Administration (NOAA)の発表ではオハイオ川の水位は日曜日午前中にも Beargrass Creek に洪水を引き起こし Eva Bandman Parkのレース会場を水に浸すであろう、と予報されているらしい。報じられた時点から48時間は水嵩が増加の一途になるとか。

http://goo.gl/maps/4eJ5Q (地図の埋め込みが上手くいかないので、画像クリップとリンクで。)
これだけの大きな川沿いで、水に囲まれていたら、それは川があふれた時点で、コースが水没する可能性は高いだろう。
Date change more trouble for championship organizers than racers - VeloNews.comスケジュール変更に対するエリート選手たちの反応。

  • コンプトン 「びっくりしたけれど、洪水は本当に重大事。皆同じボートに乗ってるんだから」
  • ファンデルハール「泥のコースより、スピードコースが得意だから早まるのは歓迎、まだ地面は硬く、スピードコースだ。」
  • トレボン「水曜日から準備完了している。ホテルで待ってる日が短くなってよかった。オーガナイズするほうが選手よりよほど大変だ」
  • Nys「文句はない、皆同じ条件下にあるから。ただし、72時間で回復する予定で木曜日に追い込んだトレーニングをしてしまった。だから、通常であれば今日は試走するが、そのかわりに休息にあてることにする」
  • ジョンソン「昨日きつめのトレーニングをしなければよかったと思うけれども、大した影響はないだろう。日程変更による大した違いはない。2日間どんちゃん騒ぎをして観戦したかった人たちには面白くないだろうけれど。自分は運営側の人々を信じている、彼らは状況をよく観察しているから、必要な措置をとっただけ。ルイヴィルの町はすばらしく、スタッフも土嚢を積んで水の侵入を防いでくれている。それにみんな、お祭り騒ぎのあと、月曜日に仕事に戻るまでに1日回復にあてられるだろう」

  • スイス人選手、元BMCのSimon Zarnerのツイート。「プロフェッショナルになって、必要以上に文句いうのやめよう、スキーのアルパイン競技なんて、シーズンじゅうこういうことやってるんだよ?」
  • そういえば同部屋のArnaud Grand君は「家族が日曜日に来る予定だったのに、なんでこんな決定を」とぐちっていた。

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  • 日本チームのほうも、走るしかないという心境のようで、選手たちもリラックスしたコメントが伝わってきている。
  • 今回帯同メカニックが3名、代車は1台ずつ、各選手2台体制らしい。レースを一日4つこなすのはメカニックの人たちが大変だろう。男子ジュニアは1名、女子エリートは2名、男子U23は2名、男子エリートは2名。レース間隔も短くて、休憩の間に食事も立ち食いのような感じになってしまうのでは。。リポビタンDとか送ってあげたいぐらいだ。
  • 自転車やシューズについた泥が凍ってしまうという写真をたくさん見ている。ファンデルハールのコメントをみると地面はまだ固い、といっているので、深い泥ではなくて浅く表面だけの泥なんだろうけれども、かなりメカトラもでているようなので、メカニックの現場は戦場のようになるのではないか。
  • カメラマンのタナチュウさんもFBで二周おきぐらいになにかのトラブルで選手が止ってしまうと書いていた。
  • Nysが最初に試走した際に、スピードコースでワールドカップのTabor(チェコ)に比較されるという発言をしている。厳しい氷と雪のレースでは、チェコ人たちにも勝機があるかもしれない。

今回のことになる前の、選手たちのコメント動画。アメリカでの開催について意見を求められている。Nysが一番積極的かな。シクロクロス競技の国際化を強く望んでいる。

パウエルスが一人だけ、英語で話さず声も(ローラーやりながらのせいかもしれないけれど)震えているようなのが味わい深い。