お台場の盛況ぶりに米国CXマガジン誌「日本はシクロクロスのホットな温床に?」
先日お台場で開催されたシクロクロス東京。米国のCyclocross magazine誌が取り上げていた。
(写真はすべて:tannenbaum)
http://www.cxmagazine.com/cx-tokyo-draws-crowd-13000-powers-rides-win ←記事
日本はシクロクロスのムーヴメントの温床となりつつある。Tim Johnson, ben Berden, Jeremy Powersなどの米国のビッグネームを招待し、世界選には選手団を送り込んでいる。さらにファン層を有している。13,000人もの観客が開催2回目のこのレースに足を運んだのである(記事文中では1万3000人に迫る、と記載)。
- 米国ルイヴィルの世界選の観客が1万500人超といわれているようなので(公式発表の入場者数をみつけられていない。。)、それに迫る観客数だったということなのか。
- まあ、都心からのアクセスの良さや、その場の華やかさ、普段シクロクロスを見ない自転車ファンも「まあ行ってみるかお祭りっぽいし」「一度みてみようか」「友達と会いに」というような向きもあっただろうから、ファンベースが分厚いというのには早計だろうけれど、すでにJSportsでのシクロクロスワールドカップや世界選の放送もあり、私の周囲ではNys素敵という女子も散見され、シクロクロスに今年からレース参戦している人にも複数遭遇しているので、確実にファンベースは広がっているものと思われる。
- アメリカとの数字の比較はなかなか難しいのでは。アメリカのシクロクロスは競技人口がかなり多くて、観戦を楽しむという傾向は薄いらしい。だから、大枚はたいてヨーロッパからやってきた有名選手のファンクラブ応援団たちが目立つこととなる。
- いずれにせよ、日本のレースの思いもよらぬ盛況に少なからずCXMag側もインパクトを受けたということなのだろう。
http://www.cxmagazine.com/shaky-start-usas-worlds-earns-flying-colors-belgians
いっぽう、シクロクロスの「メッカ」であるヨーロッパ*1で盛んでありさえすればよい、というような意見はベルギー人の中にでていたようだ。市場開拓か、より「本場」重視か。また、それぞれの国で行われるレースもそれぞれ別々の特色をもって進化しつつあるようにも見える。今後も競技の国際化についてはウォッチしてゆきたいです。