tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Milano-Sanremo 鶏口となるも牛後となるなかれ(Gerald Ciolekの勝利)

悪天候でレースのスタートが遅れ、TVでサンレモ海岸とヘリの音の環境映像を流しているのを見るうちにねてしまったのですが、今朝英語のストリーミングサイトでレース終盤は横目で見ました。ドイツ人スプリンターのエリック・ツァベルがミスター・サンレモと言われて4勝していたのは何年程度前のことだったろうか*1。またドイツ人がミラノ〜サンレモを勝ったね!

(すっかりインタビュアーとかコメンテーター姿が板に付いたダン・ロイドのインタビューに、滑らかな英語で答えるチオレック@頬にキスマーク付。彼、いぜんから英語できましたっけ?)
20歳前でツァベルを破ってドイツチャンピオンになり、ヴィーゼンホフからT-Mobile, Milram, Quick Stepとビッグチームでチャンスを狙ったが大勝利には結びつかずのまま、南アフリカ籍のチームMTN Qhubekaへ。正直なところ、このまま大きなタイトルなく終わってゆく選手だろう、というくくりの中にいれていた。恐れ入りました。
ドイツ人スプリンターというと彼よりも後に台頭してきたグライペルの方が明らかに目立つ活躍をしていたしね。
ツァベルは後輩のドイツ人スプリンターの勝利(ミルラム時代は指導していたのかな?)に嬉しそうで、チオレックに祝福の言葉をツイート。

Erik Zabelさん(@EteZabel)の 3:25 AM on 月, 3 18, 2013のツイート。
Epic Day today in MSR! Congrats to GeraldCiolek! He won today with Class & fantastic Shape & very Smart Tactic! Respect for all Finishers!!!
(https://twitter.com/EteZabel/status/313355509656870912)

レース展開はまだあまりじっくり見ていないのでまた後で。Skyの落車シーンは悔しそうだったね。。

http://www.velonation.com/News/ID/14156/Milano-Sanremo-Gerald-Ciolek-edges-out-Peter-Sagan-in-breakaway-sprint.aspx ←Velonationのレースレボート。

  • ここでツィオレックは自身のクベカへの移籍をどうしてプロコンチネンタルのチームに?と言われていたけれど、チームのマネジメントは選手のことを考えた素晴らしいもの、と移籍が功を奏したと発言している。
  • クベカは今シーズンからコンチネンタル→プロコンチームに昇格したところ。英語の解説者も大きいチームで2番3番のスプリンターよりも、こういう所でトップでいるのが彼にはいいのかも、とコメントしていた。
  • こういうのを「鶏口となるも牛後となるなかれ」、というんでしょうかね。勿論選手によってはビッグチームのリードアウトマンが天職のような例もあるし、エース待遇で飛び出して、苦労する人も居るけれど。
  • ちなみに似たような英語のことわざでは犬の頭になるもライオンの尾になるなかれ、というのがあるらしい。Better be the head of a dog than the tail of a lion

*1:1997, 1998, 2000, 2001