tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

巣立ち

春ですね。。
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あちこちでぐだぐだと娘の進路についてつぶやいたり愚痴ったりしていたのですが結論をここでご報告しておきます。え、浪人って言ってたじゃん(はい、そうです。途中まで本当にそうするつもりでしたので)

  • 娘はこの4月から家をでて、地方の大学に進学することになりました。

【すったもんだ】

  • 娘の合格したのは総合理系といって、2年生になるときまで学部が決まらない。成績上位でないと好きなところに進めない。
  • 昨年末の個人面談でも担任に「準備不足」といわれていて、センター試験も奮わず。去年遠距離介護で私が家を留守がちにしていたり、夏に父と同居するため引っ越したのが足を引っ張ったのかもしれない、という心当たりがあった。本人も、今回の受験は時間が足りないので、あと1年もらえれば、、という発言。。
  • 浪人するにしても国立大学の試験を経験しておこうということで、二次で挽回できそうなところを探した結果、二次試験の出来は良かったらしく合格。
  • しかし、娘は夫の商売を継ぐために資格が取得できる学部に進学を希望していたので、進学する学部が定かではない形の合格では、やはり浪人する、という結論になり一時は予備校の説明や試験を受けていた。
  • その国立大学の入学金振り込み期限の直前に母親として不安になった。本当に娘は浪人したいんだろうか。だいたい、現役での受験で勉強をやりつくせず半端な結果しか出せなかったことを受け止めた上での進路選択をすべきでは?現役で自覚の足りない勉強をした同じ人間が浪人してそんなに実力が伸びるようには思えない。
  • そんな中、着々と浪人の準備を率先してすすめ、浪人の心得を娘に説いていた夫(←現役と1浪目でどこにも合格せず2浪した人)。
  • しかし入学申込み期限が迫った日、もともと商売を始めた姑が突然我が家に来訪し「店継いでも継がなくてもいいから、よくかんがえてごらん」。浪人するから、と言っていたはずの娘は泣いてしまった。その夜は明け方まで家族で話合うことになった。
  • 最後には「北海道に行くことにしたい。」と娘がいい、夫もため息をつきながら、「決めたら、責任とって進め。」とお開きに。
  • その翌々日有休休暇を取り、入学申込み、下宿探し、家電購入、家具購入と一気に済ませてまいりました。普通ならもっとゆったりと準備するんでしょうが。。。下宿もあまり選択肢はなかったのですが、とりあえずは満足できそうなところに決まりました(最新のおしゃれなところは娘はかえって落ち着かないようなので、助かった。。)

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下宿を決めに行った3月でも現地はこんななんですよ。。
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ということでむこう1年は浪人生を家で抱えるようなビジョンを描いていたのですが、急に娘が家から巣立つことになり、気持ちがついてくるほうが遅れていて、いまごろになって「さびしい」「心配」というのと闘っています。。
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とりあえずは元気にこの年まで娘が育ったことと周囲の協力に感謝しよう。あとは、時々ハッパかけて、見守ってあげよう、と思っています。
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【米国人のコメント】

  • 以前、米国人の同僚と昼どきの雑談(日本語)をしたとき「日本人はどうして大学進学のときに親が口もお金も出すのかな? もう18歳だし、自分の人生だから、自分で決めるでしょう?米国人は子供が自分で奨学金の試験を受け、ローンを組んで、社会に出た後も自分で払うのが普通で、卒業してからローンを返すことが常に念頭にあるから、入学後真面目に勉強する。日本人は親が全部やりすぎで、子供の自覚が低いという点にびっくりする」と言われた、その人はとりあえず「卒業後ローン支払いに間違いなさそうな進路」を選択したが「投資効果という意味では、いまの仕事よりも医学部にしておけば、最初はお金がかかっても今ごろもっと余裕があったかも。。ローンの支払いは大変だった」とのこと。
  • この人が言うパターンばかりだったら、米国で純粋に研究の道に進む人が少なくなりそうですが、まあそういう人が多いってことですかね。
  • 日本では親が支払ったり面倒みたり口出ししたりすることが普通だし、最近では就職試験についていったり、結婚相手もみつけてきたりする場合もあるらしいけれども。。
  • ともかく、当面自分の子供からの自立も課題に。

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【もし、〇〇だったら、、は関係有るのか】

  • 去年前半から夏頃まで私が毎週大阪に帰省していて娘の受験勉強に気配りをする余裕が殆ど皆無だったことはかわいそうだったけれど、果たしてそういう逆風要素が我が家になかった場合、娘はもっと誰もが満足する結果を出していただろうか? 親として何かをやりつくしてあげた感は、ない(苦笑)。
  • 娘の仲良しのお友達が3人東京大学に合格したのだけれど、卒業謝恩会でお話ししてみるとそのお母さんたちのうち2人は1)韓流ファンで、しょっちゅう韓国にでかけている人2)トレイルランニングで海外のレースにも遠征している人であった。入学金振り込み期限も本人にお金を渡して、自分で決めなさいといって成田に行ってしまったりするらしい。なんかママに似てない(笑)?と娘に言われた(自転車レースに入れ込んで、家を留守にしがち)。いや、その子たちの普段からの勉強熱心さは、自発的なものであって、時間があまるとごろごろしたがる娘とはハナからタイプが違う。あともともとの才能(素質)とかの違いもあるけれど。まあ、もう18歳だし、自分で自覚するかどうかが重要なのかもしれない。
  • 一方、その業界で有名な弁護士の人に以前聞いた話「自分は勉強はそこそこしか好きでなかったが、母親がうるさくて勉強した。今自分があるのは母親のおかげ」という話も聞いたことがある。まあ、お母さんが教育熱心だったことがきっかけで、自分の専門の世界に踏み出せたということでしょうね。