英国itv4の自転車レース中継、実況解説毀誉褒貶
たぶん、もっと検索すればいろいろ出てくるんだろうけれど、ロジャー・ハモンドが今年もitv4でヴエルタの解説者の一人であるらしいので、ちょっと検索。すると、ロンドンオリンピックの自転車競技のほとんどのレースアナウンスをまかせられていたアンソニー・マクロッサンおじさんこき下ろしのスレッドが英国の掲示板に。
http://road.cc/content/forum/65834-itv4-vuelta-coverage
たとえば、このRVVでデヴォルデルがアタックするところ等を実況しているのがアンソニーさん。選手判別が正確で、発音が聞き取りやすいからいいと思ってたんだけど、確かに聞きやすい反面、高音ぎみの声が耳にいちいち触るかもしれない。
この動画で語っているのがブライアン・スミス。最近は随分聞きやすくなったけれど、Cycling.TVを私が見始めた(何年前だろう?)ころはもっともっさりもぐもぐしていた。。スコティッシュなまりで、ライダーをリーダーっていうのはずっと一緒。ちなみに、今回のヴエルタではEurosportUKでも解説をしているようだ。この記事をかきながらストリーミングをつけていたら、ブライアンさんの声がしていた。
・・・ということで、上記の意見に、そうか、、と思いつつも私は最初に海外レースのストリーミングを見始めたのがこの、アンソニーおじさん実況と、ブライアン・スミスの解説だったので、なんだかこき下ろされるのは残念だ。
ロジャーが褒められている。知的、発音明瞭、洞察力。。。が、シャツ。。
(先日高級輸入服地のセールに行ったらこのシャツとそっくりの生地が売られていた。とてもしっかりしたもので、このロジャーのシャツもきっと安いものではないのだろうと思った。)Is roger hammond’s shirt a steel grid thing? #vuelta @itvcycling pic.twitter.com/3cmZ2MNE
— Christopher Davis (@lambdamonoblast) September 1, 2012
その男のシャツ、鉄板につき - tannenbaum居眠り日記zzz←シャツの話。やはり去年のヴエルタ解説のとき。
やっぱり今年もシャツの趣味には定評ありなのか。。今年の放送はみていないけど、ロジャー。・・
(ちなみに、dodgyという言葉が使われていたので、しばらく意味を探してさまよってしまった。。ブリティッシュ英語でよく使われる俗語らしく、1a〈物事が〉危っかしい,危険な; 困難な.b〈器具など〉安全でない,危い.2〈人が〉ずるい,油断のならない.という基本の意味転じて、「あやしい」、とか「ヤバい」、というようなかんじに使うらしい)
なお、私がCycling.TVを見なくなっても、ユーロスポーツその他でよく声を聴くようになったマクロッサンおじさん。その後かなりの出世を遂げていたようだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Anthony_McCrossan
- 2012年オリンピックのロードレース、タイムトライアル、そしてトラック競技の会場レースアナウンサー。これはいつもマクロッサンおじさんの声が聞こえていたので覚えている。
- 史上初のMilano San Remo, Giro d'Italiaと Lombardiaの英語によるレースアナウンスも。これは知らなかった。
- こういう名誉な大きい仕事はツールのロンドンスタートで司会を務めたヒュー・ポーター翁のものだと思っていたが、さすがに高齢化か。
- 2007年、ツアーオブブリテンのT-Mobileのチーム紹介。メインでマイクを握る司会者はポーター翁だが、選手を紹介するアナウンスは後方の影に隠れたマクロッサンおじさん。このころと比べると、出世したもんだ。
http://www.pezcyclingnews.com/page/latest-news/?id=85902#.UiixfjZSg5k
- ↑ジロのアナウンス、史上初の英語による会場レースアナウンサー導入、ということでPezCyclingnewsにインタビューを受けたときの記事。イタリアの誇りともいえる重要レースに英語アナウンスを入れるというのはかなりイタリア人主催者としては画期的な発案ではなかったでしょうか。それだけサイクリングにおける英語圏の重要さが増しているのかも。きっかけはツアーオブ北京のレースアナウンスでジロの関係者の目に留まったらしい。
- 私がマクロッサンおじさん買いである理由として、発音が明瞭(耳障りなのと表裏一体。。苦笑)なのと、選手判別が正確で、雑談していても動きがあればちゃんと選手の名前を呼んで指摘することに加えて、レースがクライマックスを迎えて声を上げていても気持ちが冷静なこと。
- 選手同士がヒートアップしてトラブっても、「・・興味深いですね?」と軽妙な声で反応する。そういうところが、日本の民放のスポーツアナウンサーが、たとえばサッカーの日本代表戦で絶叫するときに感じる暑苦しさとは違う、レースを楽しめる感じがする。
まあ、まだまだ英語の実況といえば、Phil LiggettとPaul Sherwenなのだろうか。まあ彼らも高齢化しているしね。
- あと最近EurosportUKの中継でやたら興奮してやかましい実況の人が居るんですが。。。名前知らない。。
- ブライアンさんのためになるレース解説も漏らさず聞き取れる耳がほしいですね。。