tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Albertの再来?Wout Van Aertのビデオ

そういえばSoudal classicsは普段アンダーカテゴリを走る若者がエリートのトッププロと闘うのを見ることが出来る場なんだね。前回エントリのファンデルプールもそうだし、その前Nysについで驚きの2位になったWout Van Aert*1も。
Nielのハイライトビデオ↓

Is Van Aert the next Niels Albert? | Cyclingnews.comCN.
今回のVan Aertの2位は、2005年Albertが同じレースでその時もアルカンシェルを着ていたNysに迫る2位になった時を思い起こさせると言われているらしい。Albertのその時の走り同様、Van Aertは最初の周回から飛び出していたようだ。

  • ちょっと目立つ走りをすることしか考えておらず、そのまま最終局面まで前に残れるとは自分でも予想していなかったのだとか。そして後半Nysの直後について彼のラインどりを学びながら走ることができたのは、ものすごい収穫だったと言っていたらしい。
  • 最後に想定どおりといった感じでVan Aertを振り切って勝ったNysも彼の走りは間違いなく次世代の台頭を感じさせる、とコメント。

Wout Van Aert←Cyclingarchives で戦績を見るともともとアンダーで3位以内に入っていて、昨年の世界選ジュニアで2位、今年はU23で3位。このところ勝利が増えている。そこへエリートと混ざって走っての2位。これは赤丸上昇でしょう。

  • Van Aertの紹介動画かあった。ちょっと思っていたイメージと違うかもしれない。19歳。16歳くらいにしかみえないけど。。


SRAMによる紹介動画。英語でしっかりした語り方だ。童顔な子と思っていたが、童顔ともいえるが、実は顔が怖いことに気づいた。輪郭はエヴァンス型だが泥まみれで三白眼な目つきをされたりすると相当な迫力がある。アイライン引いてないよね?(笑)

  • ヴァリエーションがあるのが好き。ロードで単調に5時間よりも45分間でいろんなことが起こるほうがいい。
  • 重たい泥のレースが得意。
  • ITに興味があり、普段TwitterFacebookに費やす時間が長いんだ。もっと自転車に乗らなきゃいけないんだけどね(苦笑)、だそうで。。。ていうかHPも自分で作ったりプログラミングもできるっぽいですね。
  • SRAMについてあーだこーだ言ってますがよくわかりません。ていうか彼は今シーズン終了直後にVastgoerservice(1月から始動の新チーム)に移籍が決まっていますが、今シーズンいっぱいはFIDEA。このところかなり実績が上がっているので、FIDEA首脳陣は辛いところでしょうねえ。

https://www.google.co.jp/search?q=Wout+van+Aert&espv=210&es_sm=93&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=oeGpUpziGsSmlQXauoHQCA&ved=0CDoQsAQ&biw=1024&bih=445
GOOGLE画像検索だと童顔写真しかあがってこない。。
http://www.woutvanaert.be/ ←公式サイト(自分でメンテしてる?)

2位になったNielについての彼自身の報告。

コースはその前のHamme-Zoggeほどシビアではなかった。ボク向きのコースだったから、大物たちに交じって見せ場を作りたかったんだ。1周回目がおわったところで自分は5人の先頭集団に居た。このコースはこの段階ではここ数年動きがなかったのを知っていたから、アタックをしたところ、思いもかけず30秒ものリードになった。そのあと急激に脚が無くなってきた。レース後半はNysと二人旅になり、後続を離すことができた。なのでNysに離され、メカトラ?になったあともまだ相当のアドバンテージがあった。表彰台に残ることに全力つくして、功を奏したよ!

  • 最近明らかになった、Vastgoedserviceへの今シーズン終了直後における移籍契約についてはかなり話題になったようだ。若者選手育成に力を入れながらも選手のふるい分けをしていたFIDEAのマネジャーVan Kasteren氏は、Van Aertは将来の計画に入っていた選手だったため、失望を隠せないようだ。ほかの移籍選手はFIDEA側が更新をしなかったりしたらしいけれど、Van AertはFIDEAのトップチームへの契約をこの10月1日に提示されていたが、ほかの同期の選手たちが即サインしたのに、その場でサインをしなかったらしい。
  • 彼はVastgoedserviceに将来性を感じたというようなことを言っているらしいんですが。。このあたりの事情は色々ありかもですね。
  • まあいずれにせよあまり移籍について多くを語りたがらなかったようで、「ペダルが語ることになる」とかカッコイイセリフを言ったようです。。

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  • 2012年Koksijde世界選ではMathieu van der Poelについでジュニア2位だった。

*1:彼はファンデルハールと違ってベルギー人なので苗字のVan は文中でも文頭でも大文字V。