今年の千森杯(Qiansen Trophy)は2ステージ、日本からは7選手が参加
今年もシクロクロスのシーズンはじめに、中国でUCIレースが行われます。今年で3年目を迎えますが、昨年の北京郊外に加えてもう1戦、ハイナン島も追加、2戦ともC1レースとなるようです。どんどん進化しているようですね。
- 1st race Yanqing Station(UCI C1) 2015 年 8 月 30 日(日)
会場: Yanqing County, Beijing,China.(北京市延慶県)
- 2nd race Qiongzhong Station(UCI C1) 2015 年 9 月 2 日(水)
会場: Qiongzhong county, Hainan province, China.(海南省瓊中リー族ミャオ族自治県)
日本からのメンバーについては以下の通り(諏訪さん、有難うございました)
Men Elite
- 小坂 光(宇都宮ブリッツエンシクロクロスチーム)
- 向山 浩司(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
- 金子 楓(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
- 松本 駿(TEAM SCOTT)
- 松尾 純(MIYATA-MERIDA VIKING TEAM)
Women
- 須藤 むつみ(Ready Go JAPAN)
- 伊藤 千紘(Ready Go JAPAN)
Staff
- 諏訪 孝浩(SNEL CYCLOCROSS TEAM))
- 安田 朋子(Ready Go JAPAN※)
- 菅田 純也(宇都宮ブリッツエンシクロクロスチーム※)
※エントリーの登録上のチーム名です。
昨年の男女トップ3と日本人のリザルト。
【2014 Result】
Men Elite (8LAP / Distance:28km / Average:28.307km/h)
- 1 AL Thijs (NED) 59:20
- 2 TREBON Ryan (USA) 59:43 (+0:22)
- 3 CHAINEL Steve (FRA) 1:00:07 (+0:48)
- 30 YAMAKAWA Shuntaro (JPN) 1:05:13 (+5:52)
- 39 KANEKO Fu (JPN) -Lap 2
- 50 MUKOYAMA Koji (JPN) -Lap 3
Women (5LAP / Distance:17.5km / Average:24.739km/h)
- 1 VAN LOY Ellen (BEL) 42:26
- 2 JACOBS Lisa (AUS) 42:48 (+0:22)
- 3 KLOPPENBURG Margriet Helena (DEN) 43:11 (+0:44)
- 17 MIYAUCHI Sakiko (JPN) 46:24 (+3:57)
http://www.cxmagazine.com/2015-qiansen-trophy-cyclocross-races-application-festival-beijing-hainan
今年もCX Magazineがレース情報を流している。これは6月11日の記事で、出場申込みフォームと、今年の費用負担について記載されている。昨年は遠征費用も現地での費用も主催者側が負担して、少しでも多くの海外選手を招待したいという姿勢が明確であったが、今年の場合は主催者負担の上限が明記されており、それも、まず航空券などの手配は自分たちで行い、レース後の監督会議で規定上の費用が渡されるということになるらしい。ある程度周知されたこと、レースのランクがあがり、UCIポイントが得られるというインセンティブが増したことなどがあるだろうか。
<海南島>なら、知っている。中国の南端、ベトナムに近いリゾートの島というイメージ。北京の会場からは3000キロ程度の飛行機移動となる。
https://goo.gl/maps/AHB2r
CXマガジンの記事でも、CrossVegasと開催地の暑さを競う会場になるかもしれない。という表現がされている。会場自体はどんなコースになるのだろうか。。与えられた住所で検索すると海南島の中でも特に海岸に面している地区ではなさそう。コースプロフィールはわからないけれど、ともかく暑さ対策は必要かもしれないですね。ベトナムに近くて、台湾よりも南ですし。。
レースのFacebookアカウントもCXマガジンが運営しているらしい。
https://www.facebook.com/Cyclocross/photos/a.396470822091.176963.97737527091/10153316682157092/?type=1
FacebookにもCXマガジン記事にもMolly Cameronが参加希望者に注意を促すコメントをしている。
「改めて注意を喚起したい。これは「中国への無料旅行」ではなく、「スタートマネー、選手の渡航費用」であって、才能あるエリートライダーの参加を呼び掛けることで見応えのあるレースにしたいということだ。このレースはファンタスティックなレースで、中国の地方で行われるイベントとして考えると非常に良い運営だ。レースに全力を尽くさないようなマネをして主催者やプロモーターを侮り、彼らの時間と費用を無駄にするようなことはしないでもらいたい。ヨーロッパのレースのようにスタートマネーと移動費用は出るものの、旅費のすべてをカバーする費用は出ないし、彼らは参加する君たちが良いレースをしてくれることに対してお金を出すのだ。」
- 主催者の意図に沿った、見応えあるレースになると良いですね。
なお、カナダで9月19日に開催予定だったワールドカップがキャンセルになった時に、「CrossVegas(9/16)の前に中国でUCIポイントを稼ぐ」という発想について言及があったけれども、そういう観点でポイント荒稼ぎに来る海外選手が増えることも考えられる。また、中国がここまでこのレースを推進している姿勢から、ワールドカップの名乗りを上げるつもりであることは想像できる。そういう意味で、中国でレースすること、そこでトップレベルの選手と接触することで日本から参加の選手たちが色々得て帰ってくることが期待されますね。
あと、海南といえばわたくしの大好きなアジアのごはん、「海南鶏飯」の故郷じゃないですか。シンガポールなどでは何度も食べたんですが、現地海南ではどんな味なのか、気になります(笑)海南鶏飯 - Wikipedia