tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

濱選手、北米遠征について語る@宇都宮

宇都宮のエキシビションレースのあと、宇都宮の目ぬき通り(オリオンスクエアの近く、ブリッツェンのTHE RED ZONEの斜め前)にRaphaが堂々たるポップアップストアhttp://www.cyclowired.jp/image/node/180513を開設していたので、Raphaファンのid:fucchoさんとレース後訪問してみた。
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立派な常設のブティックにしか見えない。ウエア類も洒落た配置がされている。レースでどたどた走り回ったりした後、娘のおさがりのデニムパンツに化粧直しもしていない私一人だとしり込みして表の写真だけ撮って踵を返すところだが、fucchoさんはロンドン駐在時代以来のRaphaの支持者、何か修理依頼したいものがあるとかでずんずん入ってゆく。
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地元のBarがコーヒーのコーナーを出していたので購入。店内に座るスペースが少しあった。

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'CROSS IS COMING!というVelonewsの記事のタイトルが眼をひく。確かVelonewsはベルギー在住で自分でもレースに出るライター(本職は技術者か何か)がいるはずでヨーロッパのシクロクロス関係の記事が充実しているので楽しく眺める。代表の矢野さんが自転車で戻って来られて、今後の国内レースについて少しお話ししたり、広報の小俣さんとご挨拶したり。
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矢野さんのフレームのカタカナ表記の名前と、素材感のあるサドルバッグ(アメリカの?女性の手作りブランドだとか)。
スタッフと矢野さんの自転車が店内のバイクハンガーに掛けられて実用とディスプレイを兼ねていた。店の外にもバイクラックがあったが、ロードバイクで来た来店者にお店の人が「この店内のも使ってください」と店内に掛けるのを勧めてもその人は辞退するような感じで外のほうに停めていた。

  • などを見ている間もひきもきらずレースを見終えたと思われる自転車族のみなさんが来店している中、青いシャツの男性が入ってきた。

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濱選手だ。一度北米遠征の話を聞きたいと思っていた。ちょっと立ち話をさせていただく。

  • 帰国後、24時間連続勤務が待っていてさすがに疲れた。今日のレースではまだ体調は戻り切っていなかった。
  • 渡米も3回目になり、様子もわかって来て、それにつれ気づく点が多くなってきた。
  • 日本との違い。レースを通じてスピードが落ちるところがない。
  • それはレースのどの時間帯をとっても息の抜きどころがなくスピードが落ちないし、一つ一つの区間、カーブの前後でもスピードが落ちない、という両方の面で。
  • 選手たちの踏み方が違うようだった。回転数が高い。回転数が高いが、ギアは軽くない。
  • 高い負荷で回転数高く、踏み続けることが可能なペダリングは、そもそも、踏み方、筋肉や関節の使い方から違うように見えた。そこを観察していた。
  • 大腿部の筋肉の使い方が違うのではないか?そこの鍛え方を変える必要があるのではないか?という気がした。
  • それは米国の選手も、ヨーロッパの選手も同様であるように思えた。
  • ポートランドにいるときLars van der Haarに逢ったが、大物ぶらずに気さくな人柄だった。
  • べガスの前のポートランドのレースでもファンデルハールは負ける要素を極力排除、細かい準備まで手抜きすることなく走っており、周囲の選手の本気ぶりが足りないということを指摘していた。
  • 海外遠征でいろいろなことに気付くようになってきた。いつかはヨーロッパのレースにも挑戦してみたい。

一度行っただけでもかなりの勉強になるのだろうけれど、3回目ともなると吸収できることが増えてくるのでしょうね。しかし、日本でみていると、人一倍とんでもない体力の持ち主に見える濱さんが、力の抜きどころがなくて疲れる、というレベルなのですね。。今後国際的なレースや海外に出かけるなどして、多くの選手がこういう体験ができるといいですね。
そして、今後のハマーの走りに期待します!