ストリーミング天国の終焉
Anyone found a live stream for SP Zonhoven?
— Spencer Petrov (@spencercx1) 2015, 10月 25
日曜の晩、私は食後の心地よい眠気と闘いながら、Superprestige Zonhovenの開始を心待ちにしていたがあえなく沈没。でもまあどうせYouTubeに動画があがるので、通勤電車でチェックしよう、と思っていた.
↓去年まではフル動画がアップされていたものだった。どのレースでも。
しかし今年は8分少々のこれが一番長かった(朝の時点)。
"Zonhoven Live"でtwitter検索すると
#ZONHOVEN live feed or am I too late
— Guy Smith (@crossracer) 2015, 10月 25
It was way easier to find live streams for #cyclocross last season. What the heck? #zonhoven #spzonhoven
— s t e p h e n (@SFrancis_000) 2015, 10月 25
ぬ、ZonhovenのLiveが見つからぬ。どこー?
— akirasek a.k.a ÖDEN (@akirasek) 2015, 10月 25
ライヴのストリーミングもなかったよう。そういえば欧州レースの本格皮切りのSoudal classics初戦は、レース翌朝一番にはYouTubeにあったレースのフルの録画が昼には削除されていたと聞いたので、嫌な予感はしていた。
- やはりこれは放映権関係のニュースがシーズン前にあったけど、その関係?
http://d.hatena.ne.jp/tannenbaum/20150722/p1 ←手前味噌ですが7月の記事。
- ワールドカップについてはこんなことが報じられていた。
次15-16シーズンは現放映権所有のVRT(ベルギーの公共放送会社http://www.vrt.be/、Sporzaをやっているところ)からフランドル地方開催の二戦(KoksijdeとHeusden-Zolder)を除く放映権のサブライセンスを受け放送を受け持つ。さらに16-17シーズンから19-20シーズンまでのあいだはTelenetが放映権を取得してフランドル地方の2戦と世界選はVRTがサブライセンスを受ける。
Telenetはその(ケーブル?)チャンネルでワールドカップを放送しインターネットやモバイルアプリからも配信。海外の放送権保有者向けにライヴ映像やダイジェスト、インタビュー、behind the scenesを提供する)
そのSporzaではこのようなアナウンスが先日10月20日にされていたらしい。
http://sporza.be/cm/sporza/wielrennen/veldrijden/1.2473855
「今シーズン、我々はシクロクロスに関しTelenetのスポーツチャンネルであるPlay Sportsとともに放送を行う。ベルギー選手権、世界選手権、Bpost Bank TrophyについてはSporzaで視聴できる。ワールドカップのHeusden, KoksijdeとSuperprestigeのRuddervoorde, GavereとHoogstratenは我々が生放送する。」
「上記以外のシリーズ戦については我々のサイトでサマリーを見ることができる」
Live on Sporza (Sporzaでライヴが見られるもの)
- 1.11: Koppenbergcross (bpost Bank Trophy)
- 8.11: Ruddervoorde (Superprestige)
- 11/11: Niel (Soudal Classics)
- 15/11: Gavere (Superprestige)
- 21/11: GP Hasselt (Soudal Classics)
- 22/11: Koksijde (World Cup)
- 29/11: Hamme (bpost Bank Trophy)
- 05/12: Essen (bpost Bank Trophy)
- 6/12: Overijse
- 19/12: Antwerp (bpost Bank Trophy)
- 26/12: Heusden-Zolder (World Cup)
- 29/12: Loenhout (bpost Bank Trophy)
- 01/01: Current Baal (bpost Bank Trophy)
- 03/01, Leuven (Soudal Classics)
- 1/10: BK Lille
- 1/31: World Cup in Heusden-Zolder
- 02/06: Sint-Niklaas (bpost Bank Trophy)
Live at Telenet (Play Sports / Playtime)
- 24/10: Kruibeke
- 25/10: Zonhoven (Superprestige) *
- 31/10: Boom
- 07/11: EK Huijbergen *
- 8/11: Ruddervoorde (Superprestige)
- 15/11: Gavere (Superprestige)
- 22/11: Koksijde (World Cup)
- 13/12: Francorchamps (Superprestige) *
- 20/12: Namur (World) *
- 26/12: Heusden-Zolder (World Cup)
- 27/12: Diegem (Superprestige) *
- 1/11: Otegem
- 01/16: Zonnebeke
- 1/17: Lignières-en-Berry (World) *
- 1/24: Hoogerheide (World) *
- 2/7: Hoogstraten (Superprestige)
- 2/13: Middelkerke (Superprestige) *
- 2/21: Malle
- とりあえず、上段のレース群については、Sporzaがいままでどおりライヴ放送をする(←つまりその後Sporza自身のサイトや、誰かがアップした動画が公開されると思われる)
- 下半分についてはTelenetの電波を受信できる場所(ベルギー国内)でタブレットやPC等にアプリをいれた人が見られる、ハイライトは他でもみられるということらしい。
Damn #telenet, missing live finish Sanne Cant CX #zonhoven #superprestige 👎👎👎 #shame pic.twitter.com/0edC7DDWSO
— Marc Jespers (@MarcJESPERS) 2015, 10月 25
と、いうことで上の人(ちくしょー、サナカントちゃんの生のゴールをみのがしたじゃないか、テレネットめ)みたいに毒づきたくもなったかもしれませんわたくしですが、毎週毎回遅い時間まで生観戦したりフル動画見たりしてる暇があったらその時間をもっと有益な何かに使え、たとえば家事育児、仕事、国内レースを見に行くなど、ということなのか。。
- ベルギー国内で人気競技にもかかわらず動員数が頭打ち?伸びない?というのと、無料ストリーミングの一般化との関連がどの程度あるのかわかりませんし、放映権がいくらで売買されていてこういう有料化でレース主催者たちの台所がどれだけ助かるかはわかりませんが、しかし競技がまだ浸透していない、ほかの国には制限なしで見せるべき時期だと思うんですがねえ。。
- 何年も前はそもそもストリーミング無料放送なんてなかったことを考えると、ついつい幸せな状況に慣れすぎていたのかもしれません。
- が、Telenetの有料放送を視聴しようがないベルギー外のファンのことについて少しでも考慮したんでしょうかねえ。まあ彼らへの経済効果としてはほぼ、ない、と判断されたのかもね。
http://cyclocrossrider.com/racing/gieten-watch-cross-whilst-you-can-as-digital-channel-moves-in
Cyclocrossrider.comにおいても数週間前にテレネットのデジタル放送参入に際して不安を述べていた。それが今回的中したというわけ。
Telenetの参入により最新技術での撮影が導入されるとかいうのも夏のアナウンスのアピール点としてあった。もともとベルギーのレースの放送はなめらかで迫力あるカメラワークだったけど、。ドローンだってこないだの茨城でも撮ってたしなあ。。