tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

TOHOKU CX PROJECT 15-16 第二戦 シルエットロマンス猪苗代(2: UCI男子エリート)

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さて男子エリートレース前。ご本人あとで「飼育係」(なんの?)とか言っていたけれど、ピットクルーの装備も選手同様にコーディネイト力があると盛り上がって宜しいでしょう。

  • 各人準備中のぴりぴり感が高まるレース前、挨拶の笑顔が硬かったり、知り合いなのに目をあわせようとしない取材拒否(取材してないけどw)オーラの人も。C1レース前といえばいくらなごやかを装っていても内心ピリピリモードがあたりまえ(苦笑)今日はUCIポイントがかかってるし。もらえるのは10位まで。今後のスタート順確保のために目の色が変わってもおかしくない。なので、ふーん、今日はタイヤこれにするんだー?、彼はあれにするって、などと言ったはしません(わかんないし)

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そんな中爽やかな笑顔の濱選手、前回宇都宮で話した時と比べると、顔が痩せたような?
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走り終えた上田選手にダム部ジャージをじっくり撮らせていただく。水位線や専門用語、ダムの絵などテクニカルで硬質なモチーフが男前である。
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男子エリートのコールが始まる。弱虫ペダルの前田、中原二名が前列中央で横が小坂光。
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パパいってらっしゃい。
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今日新ジャージ初お目見え予定の選手二名を密かにマークしているが、レース直前になっても上着の前も開けない(聞くと下に着てますよと言う)いよいよというとき上着を破って投げるとかするんだろうか(それ表彰式のサガン
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さてさてそろそろ。
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スタート直前は下を向く選手が多い。スタートの号令とともにアドレナリンが噴出すると聞きました。そうすると意識が普段と違うゾーンに入り、痛みなども遠ざかるのだとか。レース中は瞳孔が開いて、普段とあきらかに目が違う人もいる(レース中だけ男前タイプ)。もしかしてそれでレースがやめられなくなるとか。。
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スタート。
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濱選手が前に。
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砂と轍の描く模様を横眼に見て砂浜へ。
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こういう順番で砂浜に入ってくる
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砂を巻き上げて走るヒカル選手。
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そうそう、この中間選手のジャージが今日初お目見え。チーム名、Frieten(フリッツェン)オランダ語でフライドポテトの意味だそうです。デリリウムカフェのピンクのゾウのマークが目を引く。
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ここを曲がってからが大変なのですよね。乗ったり担いだり押したりの選択。
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濱選手先頭。砂浜では後退していたようだけど。
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そしてヒカル選手が後退している。何があったのか。
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ここは林の中でも光のまだらがなく、きれいに選手が映える場所だった。もっと撮ればよかった。
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そういえばですが、丸山選手が今シーズン高め安定。安曇野も勝ったし。注目。
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フリッツェンのジャージ。建設重機、ベルギービールの象、斧、ポテトフライ。中間選手の重厚感に似合っている。
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同じジャージの選手が判別難しいというのがよくあるのですが、池本選手と中間選手は体型が違う(というか違いすぎる)ので間違えようがない。
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弱虫ペダルの前田、中原選手も体格にあまり差がなくて遠目では難しい。「とりかえばや」ができるんじゃないか
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スワコレーシングに、若い選手がいる。村山選手。
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ちかごろようやく私も区別がつくようになった兼子、飯塚選手。スワコのみなさんはヘルメットで区別するとよいらしいです。私は兼子選手はバーテープがピンク、というのを目印にしています。
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今回の私はあまり長い間流し撮りスイッチが入りませんでした。時々止まらなくなるんだけど。
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行ったり来たりが見られるお得区間。
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林のあいまに遠くに見え隠れする選手たち。
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シクロクロスの撮影といえばシケイン撮り。そのために超広角レンズを買ったようなもの(あとスタート時のため)しかし、「ここは〇〇がじゃまだな」、と織田カメラマンが呟いてとなりのシケイン脇に移動したあとも私はそこでそのまま撮影してみたところ。
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ハンドルで顔が隠れてしまう写真続出。ほら、プロのすることにしたがって置けばよかった。でも間違いはしてみないとわからない。そうではなく、地面にトドのごとく横たわって下から撮る私に一瞬おびえたような眼をした選手もいたので、もしかしたら私から隠れるためかも。ごめんね笑
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以前マウンテンバイク全日本選手権で選手情報何も教わらないうちからあの人の乗り方かっこいいと思った、マシュン松本駿選手。今日も人馬一体な乗りこなしぶりが見ていて目に心地よい。

  • 自転車レースを見る楽しみ要素の一つに、目に入る動きが心地よいという要素があって、それは私にとってかなり大きい。それは、表面上キラキラしているときもあれば、もっと芯から感じる何かのときも(感覚的ですみません。骨組み、とか、バランス、とかがキーワードかも)。サッカーを観るのが好きだった時期も、選手の動きの美しさを見るのが好きだった。

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砂の質感と選手を待ち構えて一緒に撮ってみる。
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林の中もこんな砂のところもあって、そうでない普通の地面のところもあって、なかなか疲れそう。
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重い色合いにしてみました。
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林の中で時間を過ごしすぎた。砂浜に向かう。そういえば、最初の周回時にスタート地点から砂浜に向かう際綾野カメラマンと織田カメラマンが「今日のこのコースだと砂浜はどうしても逆光になってしまう。。」という話をしながら移動していたので「シルエットロマンス」(大橋純子)って感じですかね?古すぎですかね?と私がいうと反応できる綾野カメラマン。。笑 
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さあ眠りなさい〜(←眠るところではない。違う曲だし)

こーのーまちはー戦場だから〜(←違う曲)
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…男はみんな傷を負った戦士〜(←この間、違う曲がずっと脳内を駆け巡っている)
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わたしは、遠くで、みつめているマドンナ〜(←ようやくここまで脳内で歌って来て、シルエットロマンスとは別の曲だということに気づいた)
…で、けっこう、ドラマチックで、逆光いいかも。
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しかし前田公平選手が辛そうというか、どこか痛くしたみたいな反応をしながら走っている(あとで手を痛めていたことを聞く、骨折でなくてよかった)。

あと、振り向いて逆光にならない方向で撮ってみようと努力してみた。。
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光がくっきりだしなかなかいい構図じゃないか。合田さんがフィギュアみたいだ。
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レース後半だんだんしんどくなってきました。撮影するほうも。しかし今日の中間選手がキリリといい感じである。これまでの私の中のモリタロウ比3割増ぐらいにカッコいい。新ジャージ効果か。首の後ろには自分のロゴも入ってるし。
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同じ所に立ったまま追尾してそのまま体を湖面に向けるとシルエットロマンス。まさに傷を負った戦士な飯塚選手。
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小島大輝選手が熱心に観戦している。通るいろんな選手に積極的に声をかけるし、観察して吸収しているようだ。研究熱心なのに感心した。
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小川みたいなところを通り抜け、小さい橋を渡る。
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うん、この位置からの逆光写真美しい。
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さざなみとお前と俺。スワコ風味(丸山選手は元スワコ)。
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マニアが嫌うなんとかっていう輪っかが写っちゃうけど嫌じゃないな。
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ゴール方面の砂浜に移動。SNELの諏訪監督がいた。
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このころにはもう自分もしんどいし選手も動きが重そうで見ててすっきりしない。まだレースおわんないのか感があったのですが、さすが諏訪さんは「砂区間が伸びて選手たちの疲弊がひどい。みなキレのない走りばかりになってきた」と私のもやもや感をばっちり言葉にしてくださいました。難しいのは砂を上ってゆくところで波打ち際はそんなでもないという声をきいたのですが、そんな砂がボディーブローのように効いてきたんでしょうか。。林間も案外スリッピーでつかれたという声も後でききました。
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もうちょっとだーがんばれー
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ここで10位ちょっと後ろ?あたりの池本選手と松本駿選手が波打ち際に降りてくるが、この終盤になっても砂地をのりこなしてる感がある二人の隊列は一味違っていて、観客喜ぶ。諏訪監督と並んでみていた小島大輝君も「あの人たちの乗り方カッコいい!」と声を上げた。諏訪さんも「あんな風に乗れる人はなかなかいないよね」。
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ことあるごとに「白いですね」というコメントばかりしてしまう斎藤選手のふくらはぎがやはり白く光っていて皮膚も薄そうだ。
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この場になっても力強さが衰えない小坂光選手。今年の強さはいったい。レースで遅れる時間帯があってもいつか挽回するに違いないと安心してみていられる。
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小坂正則選手もパワフルそのもの。っていうか、父子ワンツー?すごい。周りはいったいどうしたんだ。というか前田公平はすでに腕を痛めてリタイアしている。
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レース終了が近づいたので湖にさようなら。このあと、最終コーナーで小坂正則選手がまさかの転倒で丸山選手が2位に上がるというドラマがあってあーあーと声を出してしまった。ほんとにゴール目前だったのに。
写真は撮れなかった。
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疲れのたまったレース終了間際、このチームメイト二人の体格差がさらに拡大したように見えた。
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2位を逃した小坂父の背中。
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須藤さんご夫婦のポートレイトなど。これはもっと順光で撮ればよかった。むつみさん中国レースのお土産ありがとうございます。
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天神浜もいつになくたくさん踏まれて疲れたかも。お疲れさまでした。。
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日本一美しい表彰台ではないだろうか。。
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小坂父はコメントを求められて父子ワンツーで祝杯をあげることが最終コーナーで頭をよぎったのが落車の原因、といって皆を沸かせていたが、ゴール目の前のあれは本当に悔しかっただろうに、皆にネタを提供してなにかの先手を取っていたのか。

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https://flic.kr/s/aHskorPX8b ←今回の写真アルバムはこちら。
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…ということで自分の見たものだけを写真ベースで断片的に書いただけなので、レース展開についてわかるものを↓

http://machiemi.com/tcx/TCX002-UCI-Class2Result.pdf ←リザルト表
http://www.cyclowired.jp/news/node/182884 ←シクロワイアードのレポート
↓ぴぐもんさんの動画

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ところでCX Statsにもリザルト表が出ていますので、みんな、外国からも見られてますよ!
http://www.cxstats.com/tohoku-cx-project-inawashiro-round-resultats/
選手個人別のリザルトも別リンクで集計されている人もいますよ!

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(今回の懐メロBGM)
シルエットロマンス

(勘違いで脳内にかかってしまった)聖母たちのララバイ

最後まで読んだ人いるんだろうか。。長々とすみませんでした(了)