tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

千森杯 二戦目前日

明日の千森杯第二戦はFengtai(豊台)Stationと呼ばれ、北京市街の西を流れる永定河近くのホテルから8-9㎞ほど離れた山がかった場所に作られたコースとなる。

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(第一戦で2位になったイェンス・アダムス選手のあとを走る松本駿選手)

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一周の長さは2.5kmで平坦部分が0.8㎞、傾斜地部分が1.7㎞と、フラットだった第一戦のYenquin(延慶)とはかなり様相が異なる。

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選手たちのコメントを聞くと「細かいコーナーリングが多くてテクニカル」「スリッピーな場所がある」「第一戦のように高速で踏み続ける場所がない」「休みどころがない」と言っていた。テクニカルなのが嬉しいという選手もいれば、第一戦のほうが自分向きかな、という選手もいる。

いい写真がないのだけれど、上の写真の背後、鉄塔の周りはひたすら曲がりくねったコースに貼られたコーステープが海のように折り重なっており、日本人のベテラン選手たちからは「かの懐かしい「ねずみクロス」のよう」という言葉が聞かれた。

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(↑空気圧の調整が大きな課題)

傾斜区間もコンパクトにコースが収められていて、一周3.8km とかなり長くストレート区間が各所にあった一戦目との相違がはっきりしている。

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(ペーテルス、近くにくると彼の手足の長さに目を見張る)

こんなにどこまでもドライでスリッピー、細かいコーナーのあるコースはヨーロッパにはない(あちらでは晴れた日でもどこかしらは泥になっている)、テクニックが要求される難しいコース、と重馬場が得意とされるロブ・ペーテルス選手は言っていた。

 

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登り区間に接置された小ぶりなフライオーバーはマウンテンバイク出身選手にはジャンプを見せる場所だったりするが、勢いあまってその後のコーナーで木につっこみそう、という声も。地元のアマチュアレーサーが試走に来て叫びをあげていたのもここ。

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こちらは平地区間に設けられたフライオーバー。階段の一段の幅がかなり大きく、欧米の選手も大股で上る。手すりの質感は建物内の手すりのようで、さすが建設業界の主催者という感じ。

日本は第一戦で12位となりもっとできたはず、という小坂光選手、好調の前田公平選手、落ち着いて初海外参戦をこなしている武田和佳選手をはじめ、より日本人向きと思われるコースでのリザルトに注目。

 

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 (追記)諏訪監督のコメントでは最初のフライオーバーまでの登りがきつく、パワーが足りない選手はここで最初に振り落とされるのでは、という話。
そしてこまかいコーナーを繰り返すうち。どんどんバラけるレースになることが予想される。とのこと

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