千森杯 万里の長城で、勝利宣言する女子選手に遭遇
帰国しております。色々なものを見聞してきた北京のレースの当面の情報リリースが事情により少なくて申し訳ありません。いくつかこぼれ話をしてゆきたいと思います。
千森杯は、オーガナイザー側がなにもかも面倒をみてくれて、観光もついていました。これまでの参加者の評判から、楽しみにしていた万里の長城。
入って右がなだらかなので、人気があるそうですが、アスリート集団(笑)なので、左の急こう配なほうへ。
この結構な勾配、伝わりますか。
出発前日に足の骨を骨折した日比谷メカニック、入口の売店で杖を買い、精神力で登る。
レセプションパーティーで余興を披露する予定の織田聖選手が予行演習。
すごい景色です。斜度がきつすぎるところは振り返って写真撮る余裕はない。タンクトップの後姿は武田和佳選手。
どうしてか寝ている前田公平選手をかこんで集合写真。
奇声を上げて駆け降りてゆく、オージーの選手たち。遠足でこういう子たち、いますよね。
下まで戻ったところでお土産ショッピング&休憩タイム。前日にふつうの商店街をうろついたお陰で、やたら値段が高く感じた私たちはあまり買わなかった(苦笑)
ベルギー人選手のグループらしきあたりから、イェンス、という声がしたので、あ、イェンス・アダムス、と思って、「誰がイェンスなの?」と聞くとニッコリ。
ベルギーでは有名人なんだろうけど、こちらではあまり騒がれないせいか、イェンスだ♪と反応している私としばらく話をしてくれた。昨シーズン病気でレースにでていないので、少しでも多くのUCIポイント(=スタート位置を少しでも前に)を獲りに、二戦とも勝ちたくて来ているとのこと。
チームメイトのロブ・ペーテルスは?と聞くと、ホテルで寝てるよ、とのこと。
レースはどっちが勝つかな?と聞くと、勝つのは彼女じゃない?と話が女子に飛んだ。
はーい、私、強いのよ~アハハ 勝っちゃうかも。
とあっけらかんと強い宣言をする彼女はオランダ人、Ceylin Del Carmen Alvarado。ほんとに強いよ、勝つ可能性大だからチェックしておくといいよ。と周囲が口をそろえていた。
(第二戦Fengtaiの記者会見) 彼女は本当に強かった。 第一戦2位、第二戦優勝。
記者会見ではこの後とりあえず国内の大きいレースを走ると言っていた。まだ18歳、今年はじめのオランダ国内U23選手権で2位。というような万里の長城観光の一コマだった。