tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

英国からのセンセーション(Zonhoven, Europe選手権、Namurのジュニアで勝っている英国人17歳)

国内レースの写真整理firtree_momiko’s albums | Flickrと日々の生活で毎日アップアップです(このところお風呂で居眠りすることが多くほんとにアップアップしかねない)。
兎に角全日本も終わり、ことしは野辺山も全日本も見られてほかの遠征にも行けてしばらくぶりに充実の現地観戦生活です。年内はもう観戦はありませんが、年末年始のヨーロッパのレースラッシュをこたつで(うちにはないけど)楽しくチェックしながら、色々整理しなくてはですね。

先日のWorld Cup Namurでのvan der Poelに食い下がるVan Aertの不屈の闘志はすごかったですね~負けたもののWout君はとにかく劣勢になってもあきらめない。気持ちが強い。あと二人とも終盤のコーナリングのスピードとかわけわからないぐらいの速さで目を奪われました。あーあんな勝負を生で見てみたい。

そんなナミュール、えてしてジュニアカテゴリのレースでは宗主国(?)ベルギーオランダ「以外」の選手が強いことがままある(とくに、フランスとか)のですが、なんと、英国人が圧勝し話題になっているとか。(情報提供 by:Sさん)

www.cxmagazine.com

http://www.cxmagazine.com/wp-content/uploads/2016/12/namur-world-cup-junior-men-2016-img_9679-cxmagazine-bh_1.jpg

(CX Magazine.com)

Namurのレースは彼の独走勝利だったようで余裕でウイリーでゴール。後ろで2,3位のフランス人がイタリア人(フォンタナ、っていう名前だけど二世なんだろうか)をゴールで抑えたとか。ベルギーオランダのジュニアはどうしたんだ。

World Champion - Roger Hammond
(Photo: Brian Townsley) 
英国のシクロクロスといえば、なんといってもRoger Hammondが1992年ジュニアの世界選タイトルを獲ったことが歴史的な出来事ですが、その後MTBライダー系の選手がコンスタントにベルギーのレースに出てるけれども特にビッグな存在はCX界ではみられていませんよね?女子ではヘレン・ワイマンとかいるけど。 

Thomas Pidcock

Tom Pidcockは英国の優秀な若い選手で例の英国車連の育成アカデミーにおいてトラック、ロードを修行中のようですが、シクロクロスも好んで走る人のようです。ロードレースではことしパリルーベジュニアで5位、フィリップ・ジルベールの名を冠したレースで勝利。クラシックレース系が得意なんだろうか。たしかVan Aertもパリルーベジュニアで入賞していたような。

自転車一家に生まれ3歳から自転車に乗り、ロンドンの Herne Hill Velodromeのまわりの小道でライディングを学んだと書いてありますね。

http://www.tompidcock.co.uk/about.php 17

 

www.cyclingweekly.co.uk

さらに検索にヒットしたニュースをみて驚いた。今年はその前のZonhovenのワールドカップだけでなく、ヨーロッパ選手権U19でも勝ってる。 

www.cyclingweekly.co.uk

現在ロードか、シクロクロスか、本人はまだ進路を決められない、考え中と答えているとか。英国CWの記事ではオランダ人のVan der Haarはロードとシクロクロスをハイレベルで走っているが、どちらもトップクラスで走るむずかしさやコンディション作りの困難さに言及している。
しかしシクロクロスという進路のチョイスが英国人にあるのか。その場合どうやって活動するんだろう。

 

 

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北京のシクロクロスで逢った英国人メカニックの彼は英国でもシクロクロスはマイナーで、お金も人気もロードとトラックに行っちゃう、つらいもんだよ。でも好きな人たちは熱狂的だよ、国内シリーズ戦もあるし、シーズンになるとドーバー海峡わたって本場ベルギーのレースに遠征できるところは英国のメリットだよね。というような話をしていた。


宗主国以外からのビッグネーム出現なるか。ロードの道を歩むのか。わからないけど、ロジャーに次ぐ英国人大物シクロクロッサーの登場になるかどうか、ウォッチしたいですね。

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全日本選手権ジュニアで圧勝した日野泰静選手。