tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

懲りない人々(第13回Attack!299)

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またもや、行ってまいりました、飯能~麦草峠、Attack!299。走行距離160km、獲得標高3800m。今年で13回目になるんですね。


(↓公式サイト)(私の写真をあちこち使っていただいていて、光栄です)

www.attack299.mikami.cc

車から走行中のサイクリスト達を撮る。

それだけでもウキウキする上に、ライバルとの比較や、タイム追求脚自慢、完走目標組、去年までの自分との競争、チームで団結、シクロクロス開幕前ダイエット、など様々な(皆さん上級者ですが)人々がそれぞれの目標と楽しみ方で参加している。

そして色々な目標で集まった皆に平等に襲いかかる、エスカレートしてゆく峠と暑さ(ときには雨)。

沿道の風情、天気や環境の変動要素、走る人たちの悲喜こもごも、など写真心が刺激されるイベントです。

(↓ルート)

latlonglab.yahoo.co.jp


わざわざ一年の一番暑い季節に厳しいコースを苦しみ・楽しむ皆の様子に「この人ら、もしかしてアホなのでは(関西風:賞賛と愛情入り)」と感じつつ応援しながら今年も撮ってきました。

走る方がもしかしてアホなら、ただ撮るために前夜から泊まりで出かけて帰ってきてから何日も仕事のあと夜遅くまで写真編集するとかもっとアホかも。

↓今年の写真アルバム。今年もFRIETENのサポート車(1号車)で追いかけたので5時スタートの後ろの方しか撮れていませんが。

flic.kr

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飯能スタートは8月6日の夜明け。
前夜、盛大な「橋本七夕まつり」の蒸し風呂のような熱気の中にいました。お嬢さんのトコちゃんが楽しみにしているお祭りにアテンドのあと、遅くまで翌日の準備に奔走するFRIETENのDS足立さん。彼は寝たのか?食べたのか?

私は短時間バッチリ睡眠。チームの根本さんに手伝ってもらって、自宅で焼いてマシュマロなどを混ぜ平たくして持参したグラノーラバーを切り個別包装しました。これはスタート前に一人2本配布。
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飯能スタート地点到着。4:30スタート組の皆様スタート前に注意事項伝達する主催者の三上さん。3UPジャージの人たちの中にCyclowiredの綾野編集長が写っていました。そのときは知らなかった。。↓

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そして最終スタート組は、脚自慢のぴりっとした雰囲気。三上さんもジャージに着替えています。↓

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マイルポストの國井さん、代田ヨシアキさんたち、こんなににこやかですが、スタート直後から姿が見えなくなり、ゴールするまで走行中、ふたたび彼らの緑のジャージを見ることは一度もありませんでした(速すぎ)。

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そしてFRIETENの面々(実は4:30スタート登録で遅刻なので、5時スタートの皆様の後ろから遠慮がちにスタート。リザルトのタイムは4:30スタートで計測)。

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 タイム目標とかない人達、こんな感じ。

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このアルミ貼り付けしてあるバイク。なんでも静電気を抑制(放出?)することで空力が云々だとか。よく知らんけど。

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スタート。

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薄明るいまだ街灯の灯る飯能の商店街をゆく集団。このシチュエーションと光の加減はなかなか撮れない景色で、興奮して沢山シャッター切りました。

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対向車がまだヘッドライトつけている時間。

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だんだん山がかってきます。

今年は当日50%の雨予報で、場合によっては山の上で寒いことも予想されるので、主催者から装備への注意喚起がされていました。
山が霞んでいる。。墨絵みたいできれいだけれども、天気荒れませんように。日差しじりじりがないのはライダーには楽でしたかね。

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そろそろバラけてきます。っていうか集団は絵になるけど、そろそろ同じ人の背中撮るの飽きてきた。最後尾、交代してくれないかな。絵的に(苦笑)

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最初の山伏峠への上りにはいってバラけたので、私の乗るチームカー(GM笠原さん運転)は選手の横を通過してほしいものがないか、聞き始めた。

笑みのようなものを浮かべて走る足立さん。いっときより絞れている。

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2014年私が初めて299を撮ったときはもっと体が重そうで、欲しいものを聞くと「愛をくれ愛を」とか言っていた。

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FRIETENで一番今日のための準備ができている(のぼりの練習もして、体も絞れている)と言われていた大久保さん。↓しかし前日仕事のあと寝ないで参加。

ちなみにこの写真、今回のベストショットの一つです。

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セメントが採れそうな山が前方に見えている。

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どちらからですか?参加者と会話する三上さん。

DSC_0471ローソン小鹿野飯田店。
薄ピンクの今年のAttack!299Tシャツを来たサポートスタッフの皆さん。

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 次は志賀坂峠へ。シクロクロス会場でみかける方たちもけっこう参加している。

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がけ崩れを防ぐコンクリートが苔むしている。 日当たりのない暗い箇所もけっこうあった。

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  群馬県に。

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運転している笠原GMが、下りで撮れそうな場所で停車してくれた。皆、けっこうな勢いでかっ飛んでくる。上りあれば下りあり。

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サドルの前に腰を落とした重戦車モリタロウ。

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たくさん出場していたCICADAのライダーのうち二名が沿道に風圧がブワっとくる勢いでかっ飛んで行った。切れながらフレームに入ったのはギョさん。前にいたのは小村さんかな(写真再生するまでわからず)。

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 CICADAのサポートカー、後方座席にはVIPが。

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 EXIF情報によると、この時まだ朝の8時過ぎ。

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猫っぽい

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自分の娘からRonde van Vlaanderenボトルを受け取る。出発時は車内でぐっすり寝ていたトコちゃんですが、ボトル渡しはもう何年もやっています。

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こういう写真がわたしの目当て、サポートカーからの光景。前方の選手を撮るのはいいんです。横はピント合わせづらく、後ろは速度があわず狙った構図で撮るのが難しい。そして後ろばかり撮ってると酔いそうに。

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ボトルに氷もいれて。長時間の間に細かい氷はクーラーボックスでも溶けてしまうので、コンビニで買い足していった。

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上野原の補給所。冷やしトマトやコーラ、ベルギーのシナモン入りクッキーなどよく考えられた品々でおもてなし。到着が遅くてほかの補給物もあったけれど売り切れとのこと。スタッフの方がとても親切なムードで、疲れたライダーたちにはありがたいはず。

 

スマホの呼び出し音のようなものがなったので見ると休日用の寝坊しすぎ防止9:00のアラームだった。もう1日さんざんいろんなことあったのにまだ9時!?

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先着していた大久保さんに、調子いいねと声をかけると、いやあ辛くてしょうがないんだよー。と浮かない表情。鈴木ユースケさんはグラノーラバーが美味しいそうです。よかった。

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上野村のチェックポイント地点となっている森の体験館は、きれいな川辺に降りる階段があるのですが、みんな出発しちゃうかも、ともっと遊びたがるトコちゃんを促した。カメラ持ったおばさん、妖精のように駆けあがる10歳に完全に階段でちぎられました。

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急いで川から上がったけれども、後方のメンバーがまだ来なくて、先行の人達もタイム目標にしてないので、待つ。

足立さんは足がつっているらしい。睡眠不足からか。私は以前の299に持参した足つり対策の漢方薬を今回持参していない。反省ポイント。

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すこぶるまったり休憩する様子に三上さんが「年季のはいったのんびりぶりだね」と笑った。いいのか。

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もう、ほかに到着するライダーも出払ったかと思われた頃、遅れていたメンバー吉松さんと勝田さんが到着。吉松さんは、チームメイトが落としたミニアンパンを拾ってきていた。

「これってー、ユースケのとちがうん~?」
過去2回完走できなかった吉松さんだが、今年は余裕があるのかも。

(昨年の「犯人確保」の瞬間。)

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本人も「時間的にはバックアタック決めてるけど、今年は他人に惑わされないで自分のペースで走れてるから、去年より力が残ってる。いい感じと思うんよ~」とまったり口調。

そういえば彼は、遅刻スタートで準備真っ只中のチームメイトに名古屋土産を配布して回っていた。。(「ゆかり」美味しかったです)。

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そしていよいよ、胸突き八丁の十石ののぼりへ。防護フェンスないところにゴロゴロ落石があった。

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 うっそうとしてきた。

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きつそう。
三上さん以外。

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この写真気に入っている。いいと思える写真をどうやったら撮れるのか相変わらず分析できない。木の間隔とライダーの配置かな。

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 過去メカトラつづきで完走ならずだった根本さん、今回は順調そう。安定の走り。

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鉄心という剣士のような名前の彼ですがカートレーサーで速度耐性が人と違うらしく、下りは恐るべき速さだったらしい。

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山野草の写真家が二人撮影にきていたので、彼らと同じものを撮ってみた。きいちご?山野草撮影は、季節のものが生えてくるタイミングと沿道の草刈りタイミングとの兼ね合いがめぼしいものが撮れるかどうかの勝負なのだとか。とくにアナウンスされず、予測つかないのだそう。

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 3UP軍団。斜度が急だ。

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なんと、前を走っていた大久保さんが脚をとめていた。どうしたのか、と聞くと「景色をね、みてるんだよ。。」顔色がすぐれない。

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上野原のチェックポイントからうかない表情だったが、熱中症のよう。飲み物や、塩タブレットをすすめるが、あまり欲しがらない。まず塩分と水分をとるとやわらぐはずなんだけれど。。

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タブレットかあ。ちょっともらっとくか。・・とあまり積極的に取ろうとしない。あとで三上さんにこういう時の対応を聞いたが、まずはカロリーをとらせると体に必要なものを自覚できるようになるのだとか。

 

トコちゃんの差し出すおもちゃの扇風機に「わあ、すずしいなぁ」という温厚な人。↓

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扇風機を自分からリクエストしておいて、ちっとも涼しくないぞ!とキレる人。↓

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美しい風景ですが。もうちょい、もうちょい。

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十石峠、制覇ポーズ。

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ここで昨年麦草の上りでアダチモフが追い剥ぎのように旅人に追いすがり配布して好評だった、FRIETEN秘伝のみそきゅうり(普通のだけど)にいよいよ出番がきた。

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今年の十石峠はかなり辛かったらしく、皆が喜ぶことといったら。

味噌の塩分とタンパク質を摂取するための土台としてのきゅうりですが、体を冷やし、のどの渇きを潤す効果もありますからね。

3日前につけこんでおいたレモンのはちみつ漬けも好評だった。こういうの嬉しい。

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吉松さん、自撮り記念撮影もしてどうやら大丈夫そう。

第二サポートカーはこの日のため臨時に駆り出されたケンちゃんという人が運転していたのですが、事前に刷り込まれた任務が「吉松回収」だったことから
「吉松さん、大丈夫ですか。車乗りませんか~」「吉松さん寂しいですから、乗りましょうよー」
という攻撃をしながら付き添っていたらしい。それ、逆に、がんばれるかも。

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大久保さん、座り込んでいる。このポイントはいつもはもっとゆっくりする場所だけれど、アブがとても多くてゆっくりできなかった。足立さんは脚がつっていてつらそう。塩タブレットを差し出すと、たくさん食べていた。

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このあとの十石の下りで炸裂した人達も居たようですが。

・・美しい田園風景を観ながら笠原GMと人生について語っていると道を間違えました。。なので次のチェックポイントまでライダーの写真がありません。あしからず。

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そして最終チェックポイント、セブンイレブン佐久穂町店。向かいにすごい岩が見えるんですよね。

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さあ、最後。ここのあたりと麦草の前半、暑いんですよね。モリタロウはロックアイスの袋をテディベアのように抱きしめて持ち歩いていました。
最後尾あたりの私達がついたころには、ボトルに入る小さい氷はここのセブンでは売り切れていて、チームカーは近くのドラッグストアに回り込んでから麦草に向かいました。

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CICADAの堀さん、力のある人がチームのペースをまとめたり、チームカーと行ったり来たり。

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車にのっていてもじりじりな暑さの麦草の序盤。

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このシチュエーションで「メルヘン街道」とか廃車の脇で掲げても見る人は神経逆撫でされるだけでしょう。

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女性ライダーも増えた、そして、完走する、このイベント。

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 つらいはずですが、明るい顔の人が多かったのは、フィナーレ間近だから?

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トコちゃんが、ねえ、トコのおとうさんですごい人なの?と聞いてきた。
トコちゃんのおとうさんは、昨日お仕事して、そのあと、トコちゃんとお友達とお祭りにいって、トコちゃんのお友達をおうちに送りに行って、チームの人達の送り迎えして、自転車やサポートカーの準備したりであんまり寝てないのに、今日はこんなに走ってるよ、すごいよね。と言うと、じゃあお父さん応援してくる。といって走っていった。

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カメラマン兼サポートたいへんそう。わたしは運転してないし。

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胡散臭げに見られるわたくし。なんでや。いよいよ最終の補給地点。

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 白樺群生地(日本最大?)を通り。

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このあたりまでくると、いままでみかけなかったジャージの人々が。

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大久保さん、復活している。いいテンポ。「佐久穂のチェックポイントまではつらくてしょうがなかったけど、麦草ののぼりはじめて水を浴びたらよくなった」物理的に冷やすというのもあった。熱中症対策。←反省点

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雨だ。冷えすぎなければいいけど。

写真は、雨粒にフォーカスあててむこうの人物を撮ったソール・ライター風(失礼)

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 レインジャケットを直前にサポートから受け取ったという人達も多かったみたい。

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あがったけど、路面は濡れている。

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過去ずっとゴール地点で、記念撮影スポットだった「メルヘン街道最高峰地点、麦草峠」の看板。今は停車できないので、すこしくだったところがゴールに移動しました。

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 ゴール地点に駐車すると、とうにゴールし、完全にこざっぱりしている國井さん。途中一度も見かけなかったので、あ、そうだ、國井さんも走ってたんだ!とはるか昔のことのように思い出した(笑)

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 ゴール地点でいろんな知り合いに会えた。

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咆哮?ゴールのユースケさん。

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自社製品でゴール、根本さん。

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結局チーム内では20分以上のリードで先着した大久保さん。最後回復してよかった。

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そして、吉松さんもギリギリ時間内ゴール。5時スタートで、間に合った初完走。ハイタッチとかしていたせいか、写真がありません。やったー。

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そして最後の人達のゴールを待っていたかのような土砂降りが。

合理的な装備で撤収準備。

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出場、主催の皆様、本当におつかれさまでした。

もういいかな、自分は今年でおしまい。いや、そんなこと言ってまたきっと出るよね?という会話が聞こえてきました。

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