Nys米国巡業&VoigtをCXレースに招聘
米国IowaのJingle Crossがワールドカップの第一戦。先日のBrico Crossのあと主要選手たちの渡米風景が相次いでいるが、Nysはその前に米国上陸し、シカゴのレースでクリニックを開いて早速一つめのミッションをこなしたようだ。数々の写真や動画がSNSにぞくぞくアップされている。そのあたりさすが米国。
下のリンク二つにも色々動画や画像が引用されている。
ベルギーsporza.beの記事はNysいまだ衰えず。とスタントマンばりの技を披露したことに言及。
一方 米国ではビジネス・インサイダーというサイトが、シクロクロス競技についての解説から始まって、「Nysというレジェンドな自転車選手」がアマチュアレースに飛び入りし、競技の基礎技術を教えるレクチャーは上手だ、とその様子を伝えている。
この、入念にNysがどの人物かを特定している丸と矢印が、シクロクロス慣れしていない読者層向けであることを語っている。普段からのファンなら印はいらないだろうし。そして周りの人たちのゆるさがすごい。(カテゴリーが5つあるうちの4番目のカテゴリーで、半周で110人抜きだったらしい)
表彰式もプレゼンターを。さりげない表彰台が、頼めば日本のレースにも来てくれそう?な期待を抱いてしまいますね♪(まあ、ワールドカップのついでにお願いできることなのだろうけど)
That day when @sven_nys helped you put on that CCC @pactimo leader's jersey #CaldwellCX pic.twitter.com/lSdo8D9qpl
— ChicagoCyclocrossCup (@ChiCrossCup) 2017年9月11日
The next 3 weeks spending in #USA #Chicago #Madison #Iowa #crossiscoming @TrekBikes @TrekCXCup @Bontrager pic.twitter.com/AEUPgMNtDw
— Sven Nys (@sven_nys) 2017年9月8日
ショーマンシップもなかなか。↓
クリニックの受講生たちの構成がものすごい老若男女感あるよい絵だ。。この子供にとっては貴重な体験ですね。後年まで自慢できますね。通じる相手限定だけど(苦笑)
そしてレースのプロモーション活動にも貢献。なんと元ロードレースの人気選手だったドイツ人(米国在住なのかな)Jens Voigtをレースに誘ったみたい。
What did I sign up for? 😄Hope you will join me at @TrekCXCup! More info here: https://t.co/noyJ5BO3F3 pic.twitter.com/dCKuEMe0ER
— Jens Voigt (@thejensie) 2017年8月25日
僕は一体何にエントリーしたんだろう?とVoigtがツイートしたメッセージ画面。
・イェンス、ウォータールーのシクロクロスワールドカップにお楽しみで出ないかい?と持ちかけるNys、シクロクロスは未経験なんだけど何をすれば?というVoigtに、レースは1時間までで少しランもある。アワーレコード樹立した君には朝飯前だよ、という誘い文句に説得力はあると言えるのか。。引退後はマラソンやってるから多分大丈夫というVoigtにNysが、コスチューム着てもらう、100人のアマチュアが君を追いかける。とさらっと言うので何?なに?と戸惑うVoigtに、ビールは飲み放題。で話を決めるしたたかなNys。なかなかサクッと人を引き込むやり手だ(スポンサーの書いた台本だったりして)。
そんな感じでフォイクトさんがWaterlooのワールドカップ、TrekCXCupにゲスト出場することが決定したみたい。https://www.trekbikes.com/us/en_US/world_cup_waterloo/ ←たしかにHPに出ている。
アワーレコードばりに極限まで追い込んで走る姿はみられないかもしれないけれど、コスプレさせられシクロクロス初体験のほがらかなVoigtさんををみるのが楽しいのは確かでしょうね。
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Nysが率いるTelenet-Fidea Lionsの紹介ビデオ。マヨルカ島かな。選手たちのトレーニングを無地のジャージで見守るNysの様子が写っている。
本格シーズンの皮切りともいえるBrico Crossの開幕戦では目立たなかったFideaだけれど、今シーズンどうなるか、というのとレース周辺で見られるNysの動向をチェックするのが楽しみ。
【おまけ】
Nysが、監修したインドアトレーナー、"Cannibal l"(人喰い1号)。どんな商品なのかとクリックしたら広告ページのデザインはシンプルで全体的なモッサリ感が味わい深い。トレックの今風広告ではこんな雰囲気は味わえないから貴重かも。
「Baalの人喰い」と怖れられた彼にあやかりたいサイクリストがこぞって買うのだろうか。物騒な何とか星1号とかよりこういうものなら日本に飛んできてもいいね。