World Cup初戦 ”Jingle Cross” Iowa併催わんこクロス
IowaのJingleCrossがワールドカップ皮切りで、今週末に迫っている。その翌週が前回取り上げたWaterlooのレース。CrossVegasがC1レースに戻ったかわりのこの米国の2レースも、やっぱり米国ということでベガスに負けないお楽しみを盛り込んでいるみたい。
(地元アメフト試合のチケットを持っていると入場無料)
Iowa Hawkeye Fans Get Free Entry to World Cup with Iowa-North Texas Ticket Stub
他の競技のファン層を取り込むとなると、やっぱりアメフトファン人口が一番なのかな。
(金曜日はナイトレース)
Musco Friday Night Lights Now Includes Saturday
開幕前日、もう7年続いているナイターレースもあるようです。ってこの記事出す前におわっちゃった。
(CXクリニック)
Johnson, Page, Wymanによるシクロクロスクリニック。国内チャンピオン、世界選表彰台経験者が揃い踏みの豪華さ。英国人ヘレン・ワイマンはUCIで女子レースの地位向上に尽力していて、UCIチャンネルでなかなか上手なゲスト解説もしていた人。表彰台に上る前の若い女子選手の身なりを整えてあげたり、優しいお姉さま(お母さん?)の印象。
George Hincapie, Tim Johnson Join JaMac as Celebrity Guests in Clif - Jingle Cross Gravel Grinder and FondoGeorge Hincapie、Tim Johnsonと走るGravel GrinderとFondo。
・WaterlooがVoigtならばこちらはHincapieで。やはり一般的に知られている有名ロードレーサーを呼ぶのが注目を集める手段としては王道なのでしょうね。
・Gravel Grinderは以前シクロクロス版閣下の怒り動画とコース難易度 - tannenbaum居眠り日記💤を訳しているときに閣下がこれをやっている奴は部屋をでていけというくだりで出てきたけど、米国で急速に広まっているものみたいでシリーズ化もされ、欧州に広がりつつあるようです。
・What is a Gravel Grinder? Gravel Grinderの説明、グラベルで行われるロードレースのようなものらしい。閣下的観点からするとシクロクロスの亜流、ということなんでしょうか。そういえばヒンカピーはパリ・ルーベをいつも狙っていたし、グラベルは得意なのでしょうね。
(わんこクロス)
Maxx's Doggy Cross ←犬クロス!
ルールは
3周回、重量クラスは犬の体重の大中小で分ける(30ポンド未満、30-60ポンド、60ポンド超)
・犬は常につながれていなくてはならない。
・飼い主は自分の犬を連れて引き綱をつもったままシケインを越えさせる。
・飼い主はMaxx’s Dog Houseの中を手と膝だけで(手と足は駄目)通らなくてはならない。犬は引き綱をもったままで飼い主と主に通過する必要がある。
・飼い主はNulo Dog Bowl区間で回転をしなければならない。犬はその必要はない。
・飼い主は犬のフン用の袋を持参しレース前後やレース中であっても自分の犬がしたフンをただちに回収しなければならない。
・最初にゴールラインを通過した犬と飼い主が勝ち。
このルールだと飼い主がハイハイしたり前転したりとすることが多くて、
コース全長どのくらいあるか知らないけれど、人間のほうがかなり疲れそうな気がする。まあCX併催だからアスリート体質の飼い主が多いから、大丈夫か。優勝者にはスポンサーのドッグフード3ヶ月分(エントリー無料だけど、ワールドカップの入場料5ドルは必要。)
Doggy crossでヒットした動画は2013年のもの。連れている飼い主が体重そうな人が目立っていて長距離走るのつらそう。人を犬が待っている。
Doggy cross
2012 年に初回のDoggyCrossがあったという投稿をみつけた。レーサー姿のままで一緒にシケインを飛ぶお父さん。
MannyP and Dad @smartfuel over the barriers at the very 1st #DoggyCross #dog #canine #cyclocross pic.twitter.com/eR5hfEpI
— Hungry Dawgz (@hungrydawgz) 2012年11月25日
日本のシクロクロス会場にもわんこ連れの人が多いから、これは受けそう。
2013年の湘南クロスでレース終了後に選手のわんこたちがシケインを飛んだ一場面があった。小さい子も大きい子もかなり飛ぶのでびっくりした記憶が。
あさか家のペコ氏は飼い主の意図とは別の、あさっての方向が気になる。
そしていざジャンプするとスゴイ。写真ぶれててすみません。
このときの横山ビブちゃんは跳ぶのは当然という態度で、真剣そのもの。
湘南クロスのツイッターアイコンの写真はこのときのビブちゃんですよね。
わんこのレースがあるとしたら、カテゴリー「わん」だねえ、とか言っていたのでした。
グラベル・グラインダーのように新しい競技を作り出して育て上げるのが上手そうな米国ですので、Doggy Crossの今後の発展が期待されます。
(ワールドカップレースの本筋が何処かに行ってしまった。)