tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Bogenseの日本応援団

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通販で数日前に到着したらしい日の丸


世界選一日目の男子ジュニアのレースの時、沿道に日の丸を振っている白髪のおじ様が居た。こういう応援は選手も張り合いが出るだろう。
VIP招待でもされた人かと思い「どの選手を応援しているんですか?」と尋ねると「日本人を応援しています」とニコニコ返事が。近くに在住の方らしい。そう、世界選は個別選手に詳しいマニアでなくても国単位で応援する姿が多くみかけられる。

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VIPの招待客かなと思った

午後、こんどはそのおじさま、沿道にいた日本のジュニアやアンダーの選手たちと話していた。

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小島選手と。おこちゃまは従業員のお子さんなのだそう。

お話を聞くと、この方はデンマークに50年以上お住まいで、地元で社会人むけの大学を経営しているらしい。日本人に福祉を学んでほしいと始めたが、いまでは評判が良くて日本のみならず各国から学生が集まっているのだとか。
今回日本代表チームはOdense郊外の工場地帯のようなところにあるベルギーや米国と同宿の比較的大きいホテルに宿泊したが、この方の経営する学校にはカナダチームが宿泊しているらしく、日本チームに来てほしかったなあと言っていた。

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そしてもう一組の日の丸応援団が。

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可愛いお嬢ちゃんたちもポーズ。

日本人女性とお嬢さん二人、ご主人は地元の方のよう。話を聞くと、日本にいる弟さんが自転車好きで情報が来たとかで、ご自分も「弱虫ペダル」を愛読しているのだそう(代表チームに弱虫ペダルチームの選手たちがいてよかった)。シクロクロスを初めて観戦した1日目、とても楽しかったので、予定していなかった2日目も見に来ちゃいました!と目を輝かせていた。
ご主人はボート競技の指導をしているとかで、シクロクロスは「前みたことある」ぐらい、でも奥さんの母国の旗を大きく掲げて応援に参戦。家族4人が十分に楽しんでいる様子にこちらもうれしくなって選手の解説などしてしまった。

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地元のファミリーに撮影場所を譲っていただいて撮った写真。

男子エリートのレースになるとベルギーほどではないが人出が増えて、コース際のポジションで撮影が難しくなってくるのだけれど、この選手がコーナーを曲がってくるよい場所をこのご家族は快くしばらく場所を譲ってくれた。
彼らはオランダ人が大歓声で沸きに沸く、大混雑の表彰式まで見に来ていて、奥さんはかなりシクロクロスが気に入った様子。
日本人がたくさん住んでいるとは思えない地の世界選で、袖すりあった心温まるひとときだった。