反巨人ファンの「ぼやき」の「八つ当たり」足立忠夫
なぜか大学の教科書だったんだよねえ。。(コレさえ買えば単位もらえるとの評判で)。でも幾度の引越しを経ても捨てられなかった。学生時代はぴんとこなかったけど就職で上京してからは思い当たることが多くて、読むたびくすくす、っとしてしまう。東京の「知識人」「文化人」「中央意識」をぶった切って「ローカル」「土着」の見直しを提唱してらっしゃいます。
自分史の地域社会論―反巨人ファンの“ぼやき”の“八つ当たり”
ちなみに上方弁の「ぼやき」(ぼやく事じゃく、ぼやく人)の定義は
自分には絶対に正論と思われるものを、それが他人からは単なる不平や偏見とみられるかもしれない自分の滑稽さを十分に意識しながらも、やはり述べ立てずにはおれない人
だそうな。自分には偏見があるかも、と自覚した上での討論が民主政治の真髄だと。
…なお、本筋と関係ないけど、1983年の日本シリーズの解説・アナウンサーの言葉遣いがひどいとぼやいてらっしゃる。
「一矢(いちや)報いる」「日常茶飯事(ちゃはんじ)」「ご利益(ごりえき)がない」「"バンド"も遂行(ついこう)できない」
昔のアナウンサーは今よりよっぽどよかったというのは幻だったか。いちや報いるってのは自転車ファンの方々にはつとに有名ですね(笑)