tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

小学生の描いたさいたま新都心の絵

国土交通省が昨年11月11日の公共建築の日、にあわせてさいたま新都心の絵画展を開催したらしく、薄いリーフレットのカラー作品集が配布された(全出品作品を掲載してあって、息子の非入選作まで印刷してくれている)。子供の絵ってみるの楽しい(授業参観とか懇談会でいつも楽しみなのが、教室に貼ってある子供たちの絵を観る事)。
だいたい標準的なのが、ビル群を横からみて、上空にお日様と雲。私が気に入ったのは:

  • 灰色の枠の中に、画面全面ひたすらガラス窓のみを描いたらしい水色の格子模様だけで埋め尽くしてある。(ぴかぴかの巨大ガラス壁面に感動したのかな)
  • 分厚くぬった若草色の画面に、ビルの先端部分のみを鈍い輪郭でぽつんぽつんと描いたもの(アーティスト賞)
  • 巨人になってビルの間を闊歩する自画像(このタイプの絵多し、心理学的に意味がある?)
  • 現代アート風空想上の力強い巨大草花が林立する根元に、小さな弱弱しいビルがぽつぽつ、ビルの間の低いところに黒い太陽があって、それぞれの花に下からパワーを送っている(この絵なんだかすごい。さすが審査員賞。しかし国土交通省営繕局の趣旨はこういう絵を選ぶことではないような気が)。

無機的な近代建築を書くのに、ひたすらそのものを追求して直線だけ無機物だけ描くのと、虹や太陽、雲や花を意図的に入れたりと二つの方向性があるように見えた。