tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Tモバイルの呪いについての考察(Velonews分析記事)その2

masciclismoニュース6月11日参照。
元記事はVelonews
まあ、このVelonewsの記事はとにかくTモバイルのチーム体質について斬りまくりです。

テレコムがここまで非人間的になって、効率のみを追い求めるようになってしまったのは、2002年ごろからだと。

ふむふむ、。その前は…?
(以下は私の拙訳なので間違いあるかも)

ウド・ベルツ氏*1によると1997年までは、ドイツテレコム「まともな」チームだった。中心選手はベルツ、アルダグ、ヘプナー、ヘン、ツァベルドイツの若手ライダーを代表する顔ぶれで無名チームから出発し最初のドイツの本格的なプロチームとなった。リースとウルリッヒによるツール勝利だけでなくほかにも多くの勝利を挙げた。ライダーたちは、ツールに勝つという目標のために、熱意をもって110%のパフォーマンスを見せた(つい1995年ツールまでテレコムは混成チームとして5人のみ出場が許されていた)。

  • 熱いココロで急成長を遂げたわけですな。で、この混成チーム時代に初のツール勝利を挙げたのが、ツァベルだったと。。。

1997年以降、状況が変化した。連邦所有の会社だったドイツテレコムは民営化で多国籍公開企業となり、大量の資金をチームに注入し始めるようになる。ドイツテレコムのマーケティング担当はウルリッヒを重点的に売り出し、ツールでの勝利を毎年期待される今日のドイツのメガ・スターに仕立て上げた。

  • 必要以上に祭り上げたわけですな。。そしてホデフロートはスポンサー企業と同様の姿勢をとることとなる。

"金を投げ与えて、成功を要求した。"そして毎年ビッグネームの選手を獲得し、ただ自転車に乗せればツールでの成功をもたらすと考えていた。

  • そしてあまりに若くして勝利したウルリッヒへの対応も。。。

ウルリッヒがパーティドラッグ疑惑で2002年にチームを追われる以前から、ホデフロートはウルリッヒのレースに対する姿勢について繰り返し公然と批判し「ウルリッヒは本当にレーサーとしてどういう方向性を目指しているのか決断すべきだ」とマスコミに語っていた。

ペヴェナージュはそれに対してウルリッヒのようなタイプのライダーは指導されてケアされる必要があると常日ごろ考えていて、ホデフロート氏との亀裂が深まった

  • まあその、、ホデフロート氏は自分の選手時代は自己を厳しく律して人に言われたりなだめすかしたりされなくても自己研鑽できるというタイプだったと推察され、他の考えや手法は全く認めないという性質なんでしょうかね。。いつだったか「ベッカムだっていちいちお守の爺やをつれて移籍なんかしないだろう赤ん坊じゃあるまいし」というようなことを言ってましたし。。でもホデフロート体制は今年限りですし、、これからこういう批判をあびでだんだんチームも変わって行くといいですねえ。。
  • しかしこの記事、ものすごくうなずける半面、あまりにも正面から一方的にボロカスの論調。。これからどこか別のサイクリングサイトで「文春対新潮」のような真っ向対決記事が出たら面白い。。まあTモバ側も結果が伴わないと反論はむずかしい。