トビアス・シュタインハウザーが何故選ばれたか
- レース実績からするとどう貢献できるか大きな疑問。
- たとえばツァベルがシュタインハウザーの代わりに選ばれていたとしても、ツァベルは常に中間ポイント争いをしているのでウルリッヒにボトルを運ぶことは考えられない。
- ウルリッヒの精神的支えとして長期間にわたるツールで一緒に居ることのメリットはことのほか大きい。2003年ビアンキでシュタインハウザーがウルリッヒと一緒にツールを走ったときが好例である。過去にも以下のような例がある。
ステファン・ロッシュに対する Eddy Schepers 、ショーン・ケリー に対するRonny Onghenae、ミゲール・インデュラインに対する彼の兄弟の Prudencio.
- ウルリッヒと自転車のサイズが同じなので、いわば「走るスペアバイク」という意味あいもある。…かわいそうな言い方だなあ…
- このところレース実績は体調不良もあって振るわないが、本来TTの能力がある。
- ウルリッヒの「取り巻き」が選ばれたことはヴィノクロフにとっては打撃だったのではないか。シュタインハウザーが選ばれたことで、今回は明確にウルリッヒをエースとするチーム側の意志が感じられるが、ヴィノクロフにとってはフェアに感じられない。
二人で額縁にはいるウルリッヒとシュタインハウザー(2004年チームプレゼンテーションより)
ビアンキ時代。ペヴェナージュコーチも一緒