tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Cyclesport 9月号 ツール・ド・フランス出場(および不出場)全選手のサイン入りボードをチャリティオークションに

http://www.cyclesport.co.uk/
HPには8月号しかのっていませんが、9月号が到着しました。
この号ではランディスに陽性反応、ということが持ち上がる直前のところまでカバーされています。

目をひいたのは

  • ディスカバリーのふるわなかった成績についての記事。。
  • ミラーのカムバック(プロローグ前の緊張しているけど、澄んだ瞳が印象的)
  • もちろん、オペラシオン・プエルト("In Cold Blood"というタイトルの記事)特集。。使われている写真がみな赤いフィルターで加工されていておどろおどろしい。。

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とりあえず、私の目についたのは、選手全員のサインのはいったポスターみたいな写真、これなに?

  • 編集部の人がえらい苦労をして、出場全選手(というかバッソウルリッヒ、セビーリャやマンセボのサインも)からサインをゲットした貴重なボードのようです。

チャリティオークションのために選手全員のサインをゲットしよう、と決め、ボードと相性のいいペンを試行錯誤でみつけて、さて、アタック、というのがまず6月28日のストラスブール

  • ゼッケン番号1のアゼベドのサインをもらおうとするもホテルに到着していない、ボーネンもまだつかまらず、最初にこのボードにサインしてくれたのは、エリック・ツァベルおじちゃんだったそうです。

最初のサインをするなんて光栄だな、君たちの挑戦が成功するように祈ってるよ

と快くサインしてくれたそうです(さすが好々爺←copyrightくまたろうさん)。

1日目はこれだけで、先が思いやられます。
その後の涙ぐましい軌跡や選手達のコメントがおもしろい。。

あーそうそう、そういってみんなeBayで売るんだよなー(フォイクト

  • バッソにサインをもらったときそのサインがそんな重大なものになるなんて予想してなかった(噂は飛び交っていたけど)
  • チームプレゼンテーションのときに待ちかまえてサインをもらうのは効率的だったけど、ブイグテレコムにサインをもらったあと、サインの横に名前を書いてもらうのを忘れていたことに気づいて、以降は選手達に名字を書いてもらうことにした。

一番きまりがわるかったのは、ケスデパーニュのある選手に

サインの横に名前を書いてください

と言ってしまったこと(彼はバルベルデだった)。彼は一瞬ためらったが名前を書かないで次の選手にペンを手渡した。。。
(たぶん、彼は「俺はバルベルデだぞ、どあほー」と思ってたに違いない・・だそうで。。。)

  • ハスホフトの書き殴りサインは一番野放図にほかの選手分の欄まで進出していた、、
  • プレゼンテーションのときにはアスタナ出場不可の噂が駆けめぐっていたが、なんとか捕まえてサインゲット、。
  • ウルリッヒはボディガードに守られて、追いすがる人々を蹴散らしながら去ろうとしていたが、「ヤン、サイクルスポートです、チャリティのためにサインしてください!」と叫んで追いすがるととにもかくにもサインしてくれた。
    • それが彼がツールを去る最後のpublic actだった。。
  • で、その後も数々の苦労や、仲介してくれる人の助けを経て、最後にサインしたのはパオりーニだったようです。

その後の展開を考えると、本当に貴重な物をゲット、というか作り上げた編集部の人の努力はすごいです。

で、そのボードが欲しい人は:

CycleSport10月号にて入札方法が発表されるようです。
収益金は(これ重要)、Sport Reliefに全額寄付される

のだそうです。

http://www.sportrelief.com/
Sport Reliefのサイト。

  • どうでもいいのですが、ハスホフトのサインにまけないくらい大きいサインはグエリーニのサインのようにみえます(でも字は達筆っぽい)。
  • そして、いちばんちんまりしているのはメンショフかもしれません(チームで一番上に書いたので、あとの人のスペースを気遣ったのかも、、そういう気配りの人なのか、単に字が小さい性質なのか)