Tモバイル、「人材日照り」でも"Rock the race!"。。。(アルダグインタビュー②)
さきほどのインタビューのうち、選手構成やレース面のことについて。
- 2007年のTモバイルはツールでの勝利は狙わない、というより狙いようがない。
- 移行期間であって、明確なビジョンをもってチームを構築する時期である。
- ・・・なんていうことにつきあえるTモバイルというスポンサーは本当にお金持ちだと思いました。でも何年待てるでしょうか。
- どの程度drought が続くのか、というところでdroutを辞書で調べたら「干ばつ」と出ました。。。orz選手干ばつ。。。
- しかし、ドーピング問題についても選手たち自身の見識にうったえるような筋のとおった発言をしているフォイクト、あの強烈で明るいリーダーシップの彼が2008年でもチームに加わると、雰囲気は確かに変わりそうな気がします。。
なんとなく無農薬農法採用を決意した畑、当面は収穫が少なくて当たり前、周りからいっぱい虫は飛んでくるだろうし、苦労は覚悟、、みたいなイメージが(そして、本当にやりとおせるのか)。。。
- ところで、アルダグ自身は断定的な発言をうまく避けてますが、出て行った選手たちについては、マネジメント側の失策、というのとは違う理由かもね〜、ということを、この記事を載せることでアピールしているような。。。(違う理由かもねーといっているのは新聞のインタビュアーですが、この記事を採用したのはTモバイルですし。)
(以下、ちょっと長文)
クレーデンやケスラーは来年アスタナで走りますね
- マティアスにはわれわれはオファーを出さなかった。アンドレアスは来年ツールで勝てるために何が必要か、何度もきいてみたさ。いまのチームマネジメントをどう思うか、専用メカニックが必要か、専属マッサーが必要?チームでの役割についてどう考えるか?ってね。それで明らかにわれわれは合意に至っていた。
それでは、契約金額の問題?
- そうは思わない、クレーデンのマネジャーはアスタナとTモバイルの提示額は同じだったと公言している。彼はこのチームで好待遇を受けてきて、これから多くの責任を負うところだったのだ。再生チームでリーダーの責任をね。アンドレアスは明らかにその責任を引き受けることを嫌って代わりにアスタナでアシストの地位につくことを選択したのだ。
もし金銭上の問題でないなら、ツールでのリーダーの地位は普通は喜ばしいものだと思うし、それなら普通は彼はTモバイルの新しいガイドラインに不満だったと考えるのが自然じゃないですか
- 単純にそう疑いうるかもね。でも事実としては、もしサインしたらその選手はわれわれのルールに従うことになるけど、もしサインしなかった場合、彼にはなんであれ彼の事情があるってことだよ。
新しい出発にあたり契約した選手は?誰が加入し、誰が去る?
- 経験豊富なライダーをわれわれは有していて、それはたとえば残留するグエリーニだったり、スプリンター部門ならアンドレ・コルフだったりする。彼は新加入のCiolekにその経験を伝授できるだろう。さらにオーストラリア人のアイゼルも加入するし。
でも補強は完了してないですよね。。
- いくつか埋まっていない部分もある。しかしすべての交渉がまだ終わってないし契約書返送を待っているのもある。
(中略:フォイクトの話)
マイケル・ロジャースがキャプテンになる?
- マイケルはまさにその責務を負うことになるよ。彼は性格的にもメンタル的にもリーダーとなれる。まだ若いけどね。彼については総合狙いの選手だと思ってる。今の時点ではほかに彼に比肩するほどの選手はこのチームにいない。しかし、われわれは2007年においてすべてのレースに勝たなければならないというプレッシャーはない。そういう状況は我慢できると思う。もっと大切なのは、明確な展望をもったチームなのだ。それにはエネルギーと時間が必要だが、われわれはそのどちらも持っている。
どの程度の期間、人材不足は続くのか?
- 人材不足なんて思っていない。われわれには明確な目標がある:新しい哲学をもった新しいチームの構築だ。われわれはサイクリング競技全体に対する信頼を取り戻したい。2007年は競技への野心とともに歩む移行期となる。たとえばツール。マイケル・ロジャースは明らかにまだ総合の表彰台は狙えない。そこでわれわれはアシスト選手の側に立った戦略もとるかもしれない、マークに入らせるより、ステージ狙いとかね。まあ、やってみるだけさ、言うじゃないか、「レースをかき回せ(”Rock the race")!」ってね。