仏像展
http://event.yomiuri.co.jp/2006/butsuzo/
午後娘を用事で送っていって、迎えにいくまでの時間を利用して駆け足で上野の東京国立博物館(平成館)で開催(最終日。。)の仏像展にいってきた(最近展覧会を期間終了間際で見ることが非常に多い)。
一木づくりの仏像特集で、人がとにかくすごかったけれど、ライティングとか見せ方が上手くて世界にすっと入り込めた。
- 最初の部屋で、ビャクダンの木(細い)一本から作られた、小さくて繊細な仏像が暗い部屋のスポットライトで上から照らされてたっている部屋では、観に来ている人たちの顔を写生したいとおもうほど、みな味わいのある(感慨深げな、憧れ、満足げな)いい顔をしていた。タトゥーだらけのお兄さんも、ご老人も、おばさんグループも若カップルも沢山いたけれど、熱心に鑑賞して、素直な感想を述べていた人が多かった。
- 離れたところに立って鉛筆でしゃかしゃか暗がりで写生しているおじさんがいる、と思ったら反対方面にはピアスのおにいさんが写生していた。
- 最近の博物館のこういう展示は、ただ物をみせれば、学術的に間違いなければ、ということではなく、見る人がそのモノの世界へ入っていきやすい効果を考えてあるのが良いですね。。
SF映画でこういう、顔の中から別の顔がでてくるっていうのがあったなあ。
本体が荒い木目なのは、霊木を使って作ったかららしい。
仏像というより、トーテムポールかこいのぼりという風情。。最近注目?円空のもの。いくらタッチが粗いとはいえ、12万体を造ったというのは本当でしょうか。。
少ないタッチでありながら、魂は十分表現していると思いました。
今回一番有名なお方。
あずまやみたいな周りに柱のある空間に展示されていて、後ろ側も360度はいりこんで観られた。
腰のひねりが多くの人を魅了してきたようです。
左肩についてるお顔が好みでした。