UCIがグランツール主催者たちをカルテル(EC反トラスト法違反)の疑いでEC委員会に提訴の準備
喧嘩しながらも去年まではグランツール主催者たちはプロツアー制度の中にとどまったのですが、今回プロツアーチームにせっかく昇格したUNIBETがASO主催のパリ〜ツールから締め出されちゃって、これからまだ泥仕合が続く様相なんでしょうか。というかプロツアー制度は実質崩壊への道を歩んでいるのですかね。制度の主旨としては、何も悪意をもって作った制度ではないように思うのですが(自転車レースの振興のため、ですよね?)、運用する側が弾力性に欠けるとか、権威にこだわるとかそういうのがなあ。。
(UNIBETのスポンサーもいい面の皮ですね)
Union Cycliste Internationale
(UCIのリリース文)
Press Release : Formal Complaint by the UCI to the European Commission against the Grands Tours
本日UCIはEC委に対し、グランツール主催者たちの自由競争阻害行為について正式提訴の準備を行うことを決定した。
グランツール主催者たちはプロロード・サイクリングの分野における彼らの独占的地位を維持するためにカルテル協定を行ってきた。特にグランツール主催者たちはUCIプロツアー制度の発展を損なうように悪意を持って働きかけていた。
これらの行為は各チーム、選手、さらにヨーロッパひいては世界のサイクリング界の発展にとって有害である。
UCIはかねてグランツール主催者たちにたいして建設的な話し合いを試みてきた;しかしながら、彼らはそれを拒絶してUCIを脱退しようとしている。UCIとしてはEC委員会の介入を仰ぐしか方法がない。
UCI Press Service
そういえばちょっと前にレース主催者たち(12カ国87のレース・オーガナイザーの団体AIOCC)はプロツアー制度を反トラスト法違反で提訴の準備、とかいってたですよね。
2006-12-13 - tannenbaum居眠り日記zzz