tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

ニコ・マッタン、Gent-Wevelgemを語る


http://www.pezcyclingnews.com/?pg=fullstory&id=4829&status=True
現DFL-Cyclingnews所属のベテラン、このレース地元のニコ・マッタン氏が2005年のロット時代、このレースでバイクや車のスリップストリームを利用してフレチャを追い越し勝利した件は、まだ記憶に新しいと思いますが、今回PezCyclingnewsが彼にこのレースについてインタビューしたようです。
(Gent-Wevelgemスプリンターのためのクラシックと呼ばれているようですが、彼が勝った年は逃げが成功したのですよね、VDB以来のことだったようです)

  • Lotto(ワロン地方のチーム)にいたとき、フランドル出身の自分がしんどい思いをしたことはない。ただし、コフィディス時代に自由だった生活面、たとえばビールを一杯のむなんてことについて、Lotto時代はどこかのバーにいこうものなら、「ニコ・マッタン、飲酒する」と新聞ネタになるほどだった。14年のキャリアを持つ自分が自己抑制ができないなんてことはないはずなんだけどね。
  • Gent-Wevelgem勝利のカギは、コースをしっていることと位置取り。デパンヌ3日間とこのレースはフランドルのレースの中でも風が重要ファクターになる。コースを知らないヤツはたとえ7月のコンディションがピーク時のランス・アームストロングだって勝てないよ。
  • あとはKemmenbergの下り。あそこはただの下りじゃない、たいへん危険な個所。
  • フランドルの石畳レースを走る上で重要なのはタイヤの空気圧の調整。自分にいわせるとベッテイーニですら空気圧高すぎ。
  • 2005年に勝ったときは確かにバイクや車を利用したさ。でもプロのレースじゃいつもやってること。それに自分がさいご後ろについた車は最終ストレート前にコースをはずれるために減速していて40km/hくらいしかでておらず、自分の方が50km/hはでていて速かった。フレチャは疲れていて、彼とクックは50km-51km/hのところ、自分は51km-52km/h出せていた。フレチャに追いつくとき自分は彼に磁石で吸い寄せられるような感じだった。
  • DFL-Cyclingnewsの選手たちはコースを知らない若者が多いので、自分がコースを案内して走った。
  • 今年、Gent-Wevelgemボーネンはないと思う、彼はフランドルとルーベ狙いだから。ベンナーティがいけるだろう。

フレチャびいきの私は当時ニコ・マッタンをえらく恨みに思ったものです。しかしなかなか朗らかな選手らしいですね。先日のDePanneのTTの前にもニコニコしていて、Anthonyさんが「いつも彼は軽口を叩いていて楽しい選手」と言っていました。お酒も飲むし、仁義にあついバンカラ選手なんでしょうか(推測)。少なくとも地元民に人望がなければ、プレスバイクやレース関係車が助けてくれるなんてありえませんしね(笑)


レース公式サイト
Cycling.TVたぶん、21:20からライブストリーミング(無料でもみられるはず。。はず)