tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Waregemにて観戦終了


最初は第二ステージゲントのゴールをみたらあとは観光して帰る予定でしたが、日本出発直前にベルギー国鉄のサイトでゲントから電車で20分、駅前1kmくらいのところがスタートだと知って、行くことにしました。前日はロンドンからブリュッセルに飛び、空港から国鉄でゲントについて休むまもなく観戦して疲れていたのですが、朝起きたら元気だったので、Waregemのスタートも見ることに。

  • 駅についたらもう人波が流れていたので、流れるままにいくとまだキャラバン隊が来てない模様、よっしゃとすいているところに出て、キャラバン隊を待つとじきにやってきました。グッズを撒いている人の目をじいーっとみてニコニコしながら手を振ってアピールするとかなりの確率で狙って投げてもらえるのですね。。私はゲットできなかったのですがSCODAの白い布帽子が、日差しが強かったせいもあって大人気で、年配の団体さんがそのキャラバンカーに立ちふさがるようにして、お姉さんからほとんど全員分直接手渡しで強引に巻上げていたのもほほえましいというべきでしょうか(汗)
  • いろいろもらったのでさらに進むと、ラウンドアバウトの先に小さい商店街があって、これ以上すすめそうになかったので、ほかの人もいっぱい座っている建物の窓枠に座らせてもらい、待機。
  • この町のボーネンファンクラブはそろいの緑のシャツで、クラブ員にはビールの振る舞いがあるようでした、みなニコニコで、おじさんおばさんも若者もいるクラブのようで本当に楽しそう。道の反対側のカフェからはクイーンのチャンピオン、とかバイシクル、とかベタ名曲や国家らしきものなどがガンガンかけられています。
  • 生の吹奏楽の楽隊がきて、行進曲や各国の国歌(ベルギーとかフランスとかイギリスとか?)を演奏するとみんなすごい勢いで唱和したり口笛拍手、怒号めいた声も含まれていて、だんだん興奮の渦がヒートアップしてきましたよ。まあ駒場競技場だと思うとなんてことはありません。
  • 先導のレースオフィシャルの車がくると、うわあああああ、と両方の柵につかまってゆすったりしながら大歓声、サル山のサル??とおもったのは秘密。。

  • さて選手たちがくるともう、周囲は割れんばかりの歓声ですよ。誰が誰だかわからないままに連写ボタンを押してふう、と一息つくとみな別のところに駆け足。、もしやもう一箇所回り込めば見られる?
  • 一緒に小走りでいくとさっきキャラバングッズをもらった道に。と思うと、もう選手たちが!!ぎゃー、、目の前を緑のジャージの人とか黄色いジャージの人がとおったような、CSCの選手がだれか大げさなポーズとってたような、とわけわからないでいると、鼻先をゆっくりとうつむいてラボバンクの選手が、周りの人によると、フレイレだそうです、もう私の鼻息がかかりそうなくらいのところを走っていったのでした。
  • さて、グッズを買って帰ろうかと思ったら、出店がありませんでした。。道行くひとたちも昨日ゲントで売っていたグッズをもっていなかったので、スタート地点では店は出なかったのでしょうか。昨日ゲントであまり現金がなくて、買うのを控えたのがつくづく悔やまれます。

ゲントに戻る電車の中ではみなが夫々自分のデジカメで撮った写真のチェックをしていたのが笑えました、隣の子供(推定8歳)に、自分のとった写真をみせて、「このCSCの選手だれかなあ?」と聞いてみたら「ボ、ボク、わかんない」というびびった反応をされましたがきっとフランドルの子供はベルギー人選手以外に興味がないのでしょう。その子の母親が覗き込んできたので、「この手を広げてるのザブリスキーかな?」というと彼女は「うーん、わからないけど彼はもっと顔がやせてたような気がする」とのこと。うーん、ザブだと思うんだけど、ベルギー人は大人の人もベルギー選手以外に興味ないのでしょうか。。

  • 向こう側の席では、クイックステップのレプリカジャージを着た体格のよい元気そうな若者が、でっぷり太った首から一眼レフを下げたままのおじいさんに「いい写真は撮れました?」とか気さくに話しかけてるし、もうツール観戦列車みたいな様相でした。
  • 通路をはさんだ向こう側ではすごくおしゃれしたカップルが。女の子はロングブーツにすごくシックな色合いのジャケットときれいなスカートをはいて、メイクばっちり、これはツール組みではないだろう、と思っていたら、同じようにおしゃれな彼氏がデジカメで選手の写真を次々に再生して自分でうっとり(とりあえず彼女の手はにぎりつつ)していたのが笑えました、こんな素敵な彼女が目の前にいて熱々なのに、自分がとった(見るとチームバスのところまで行って選手をアップでたくさん撮ったみたい)写真にうっとりするなんて、それもまたほほえましい一幕でしたよ。
  • まあこんな普通の自転車屋の中にボーネンさんの看板があったりするぐらいですから。しかしボーネンさんはアイドルで英雄でもうすごい人気ですね。子供のころからこういう風にすりこまれりゃあそりゃ自転車選手になりたくもなるものです。

今回、鼻先ですごい選手が通り過ぎていったり、ツァベルのサインがもらえたりとかも勿論うれしかったのですけれど、ベルギーのステージを見るにあたり、自転車好きの普通の人々をたくさんみるのが重要な目標でしたので、本当に満喫しました。フランドルの人たちの自転車好きっぷりは本当にファンタスティックです!!
観戦中お会いしてお世話になった皆さん、お会いする予定が会えなかった方々も本当にいろいろありがとうございました。今日はホテルでのんびりして、ちょっと観光したら明日は帰国(またロンドン経由なのが心配ですが。、)します。