Team High Roadのジロ出場落選(つづき)
- ヨーロッパのサッカーチームなんかですと、チャンピオンズリーグへの出場を逃がしたことがきっかけで有名チームが凋落の一途をたどる(経営不振→有力選手放出→倒産状態。。。etc.)というイメージがあって、大袈裟に考えすぎているのかもしれませんが。。。
私個人としては近年、グランツールのレース自体への思い入れは比重的にそれほど重いものでなくなっているのですが(ドイツのだれかさんがツール前夜つまみ出されて以来)、贔屓選手のいるチームですからできれば空中分解、ということがないように、と祈っていて、そういう趣旨ですっかり出場する準備をしていたジロのセレクション漏れという事態を招いたチームのマネジメントに、ちょっと不安が。。
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- 新スポンサー候補に売り込みのプレゼンにいくにも、パワーポイントのスライドにいれられる写真はヘント〜ヴェヴェルヘムやダンケルクでは足りないですよね?
- ツールに主眼を置いていて、絶対出場が確保されているフランスチームやお国がバックについてるチームや、欧州で権勢をふるうスポンサーがついているチーム、などは「スケジュール的にも楽になったし、一番の狙いはツールだし」ですむかもしれませんが
- 毎年ブエルタの時期になっても翌年の所属チームが決まらずにいる選手は果敢にアタックしますが、それぐらいの気概が今シーズンこのチームには必要ではないかと思うのですが。
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海外の掲示板なんかをみると
- ピノッティはクリーンさが有名で、マリアローザを着た。レースのよい看板になったはず。
- 最近いい勝利も多く、発表されていたロースターも充実していたのに見られなくて残念。
という意見も多かったのですが一方
という意見も。
確かに過去そういう言動はあちこちで見聞きしましたが、プロツアー制度から飛び出したこのビッグレースのオーガナイザーにとっては、ツールの次なんていってるチームはいらんよ、というのをはっきり打ち出してみたのでしょうかね。
うわーこれ読んだら監督のアルダグ自身が言ってるよorz
- 今回のジロはツールでも走る予定のロジャースとツィオレックが走る。
- ジロの最初のほうはシリアスに走ってステージ勝利、とうまくいけばマリアローザを狙う。
- 今年のジロの最終週は大変厳しいコースだ。そのときに総合を狙える位置にいるか、選手たちがもう疲れてしまっているかというのを見て彼ら(ロジャースとツィオレック)を帰らせるかもしれない。
↑やっぱりこれはプロツアー制度で全部のグランツールに出なくてはならない(というか出場が保証されている)というのとかこれまで出なかったジロだけど、「ビッグチームのTモバイル様がでてあげましょう」、みたいな立場だったときのアタマが離れてなかったかんじではないかと。
- アルダグたちもイタリア人の誇り高さを甘く見たのかなと。
Photographer YUZURU SUNADA Diary
砂田さんによれば、昨年秋のロンバルディアの欠場(招待されてたのに、自主欠場した?)もオーガナイザーの神経を逆なでしたのでは、ということです。
2008-02-03 - acharincoの自転車日記
acharincoさんのところの記事はまさに上の話を裏付けるものですね。
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超個人的には平地ステージで連日ペタッキとカヴのスプリント争いが見られていたかもと思うと残念(明・暗キャラ対決。苦笑)。