譲歩の美徳-ベンナーティー
通勤で毎日使う駅のホーム、階段が大混雑するので、エレベータに乗って改札階に向かうことが多いのだけど、先日、朝の電車が大幅遅延していた日、自分の後ろに並んだ3人程度が強引に私を押しのけ、奥にはいった(奥のほうが改札階では出口)。そして、ブザー、「最後の人が降りてください」、というアナウンス、しかし例の3人は知らんぷりで、ドアがしまらないので、次の便を待って(何で誰もおりないんだよ―#といらついている)人たちの視線に私がさらされることになり、私はちょっとその3人にちろりと一瞥をくれてから自分が降りた。でもそのあとしばらく気分を害してしまった。
- 日本もダメな国だなあ、こんなんで災害が起こったら、われ先に、、、
- 自分もあとから乗った人たちに「あなたたちが最後に乗ったでしょう?」と言えばよかった。いくじなし。
- その場でもすぐに注意することをちょっとは考えたのだけど、彼らはきっと電車遅延でも遅刻するとペナルティをとられる職場なんだろう、自分は今日みたいに電車遅延だと証明書を提出すれば、遅刻扱いにはならない。と思ったので譲ったのだった。
でも結局あとであとでこんなにうだうだ不快になっちゃうならその場で言えばよかったよ。。
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ところでジロの第13 ステージのゴールスプリントで壁際を上がろうとするカヴェンディッシュの進路を開けてやったベンナーティーの紳士的な態度が絶賛中ですが、彼は「負けるんだったら、進路をあけてやるんじゃなかった」とは思わなかったんでしょうか。彼の頭の中には「ここまでのスプリント勝負4回のうち3回は自分が勝ってるし、ここでカヴが勝っても自分のほうがまだ優勢だもんなー」という計算とかはなかったのでしょうかねー。
- というか進路を開放したあと純粋なスピードでどっちが早いか確認したかったのだったりして。
- いやいややっぱりこれまでのコメントを聞いていても意地悪発言らしいもののない彼ですから、カヴに道を開けてあげたことに悔いなし、なんでしょうね。
彼ほど潔く人にゆずることができない人間(←自分だよ)は、そんなことするべきではないかと
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で、カヴはゴールしながらの雄たけびは今回ベンナーティーに「ありがとう~」だったらしい*1。
で、譲ったとしてもあとできっと大変悔しくなっちゃうであろうカヴだったらそんなことしなくていいのではと思ったりしました。