tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

ウィギンス、The Guardianインタビュー&自伝リリース目前


才能あるハードなサイクリストだったのに、競技生活も妻子も投げ出しオーストラリアに帰国してしまった、アル中で人生を終えた父のようにはなるまいとひたすら修行僧のように練習に励む人生でここまでずっと来た、と思っていた。が、そんな一筋縄ではいかなかった。

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ガーディアンによるウィギンスインタビュー。(上記自伝のキャンペーンの一環でしょうか?)

  • 前回のアテネオリンピック後、功績の割に世間で認められなかった。経済的な問題(借金を抱えていた?)はなくならないし、抑うつ状態のようになり、目標を見失い飲んだくれの9ヶ月間を送った。
  • その間、自分がアル中だった父のレベルまで落ち込んでいるとは思わなかった。毎日パブの指定席で新聞を読んで仲間と話すのが楽しかった。次にやる気がでてくるのをまってた。と言っているようです。で9ヵ月後、よし、世界選タイムトライアルに照準をあわせよう、と思えたので、練習に復帰した、のだそうで。
  • 今回のオリンピック後は飲んだくれるかわりに過去を回顧しているようで。
  • 北京でのマディソンでの惨敗後、いまだにカヴとは話もしていないらしい。以前「ま、当たり前の反応だし」とは言っていた彼も、「カヴは弟みたいな存在で、心から大好きだ。自分のことが嫌いになってなければいいが」と言っていた模様。
  • レースの後、ウィギンスは妻や友人たちと憂さ晴らしの痛飲、カヴは違う方向にでて行ってそれきり連絡を取っていない。
  • 自分は疲れ果てていたし、カヴは若く短気で、ツールで4勝を挙げたために傲慢で、自分と世界チャンプのウィギンスが組んだらマディソンなんてちょろい、と思ってたんだろう。
  • 「カヴも立ち直ってるだろうし、そろそろメールでも打って連絡してみるか」などと言っているようですが、早めに仲直り?しておいたほうがいいのではないでしょうかね。

破滅的だった父とは正反対に優等生人生を歩んでたと思ってたけれど、繊細で豪傑なところはやっぱり父子なんでしょう(本人は認めたくないでしょうが)今回のオリンピック後は本当に英雄として国内でも認められたみたいだし、モチベーションを上手に維持してほしいものです。

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