tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

英CSの扇動企画「来年のジロとツールのチームTT、ガーミン対コロンビア、どっちが強いか?」


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英CSがいまから来年に向けて仕込み中のようで。来年のグランツールチームTTでのガーミンとコロンビア対決。
火付け役に選ばれたのはまさに適役、歯に衣着せないカヴェンディッシュ(たぶんこのあと、ガーミン側の英国人の応戦インタビューがCWに掲載されるんでは)。

  • ガーミンがいくら優秀なタイムトライアリストを集めてるからって、こんどもガーミンが勝つなんてわからない。ガーミンもチームTTだけに賭ける戦略は危険なんじゃないか。コロンビアだけじゃなく、CSCやアスタナだって強いし。
  • チームTTは個別に速いものを集めればいいってものじゃない。チームとしていかにスピードを落とさずコンスタントに走りきるかだ。
  • コロンビアは昨年のジロで、チームTTの練習なしで臨んで、2週間特訓したガーミンに7秒差、3位にはいった。
  • 俺は、「ヒーローぶった走りはやめようぜ」、ってジロのTTTの前夜みんなに言ったんだ。英国車連アカデミーでのチーム追い抜きでもジロのチームTTでも、マネジメントにいいとこみせようと長い時間先頭交代しないで走る奴がいるもんだ。10秒速く走っても残り10秒スローダウンすることは却ってマイナスになるのに、あのときのチームは前半飛ばしすぎで、後半千切れそうになる選手が出てしまった。ポッソーニ*1なんかは逆になかなか先頭に出ようとしなかったし。うまくやったら優勝していたかもしれない。
  • チームTTにおいてもっともきついのは先頭に居るときではない。先頭交代後、後ろにさがるときに最後尾で千切られないようにすることだ。それはスプリンターのほうが得意。スプリンター集団はチームTTに向いてるんだ。
  • チームTTで俺たちが勝つとか言ってるんじゃない。デイヴ(ミラー)やブラッド(ウィギンス)が居るからって彼らが勝つとはかぎらない、ってことさ。来年のツールチームTTが復活して、総合狙いのチームたちも1秒も失わないような激しい争いになるだろう。

(もっと挑戦的なこというのかとおもったら、、ガーミンがゼッタイ勝てるとは限らないよ、レベルの案外おとなしい発言だったのでした。苦笑。ミラーもウィギンスも慕ってる兄貴分だしね)

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【関連】ツールのTTT復活を喜ぶヴォータースのコメント

【参照】

【おまけ写真@近影】(情報元のお友達に感謝!)

*1:山岳でピノッティのアシスト担当だったから、力温存したのかな。