tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

忘れられた男の出番


Sport awards 2008: OSM meets Mark Cavedish, this year's hero of the Tour de France who lost out in Beijing | Sport | The Guardian
11月"Forgotten man"(忘れられた男)と題する、カヴェンディッシュインタビュー(Guardian)。
なかなかよいインタビューだったのですが、まとめないうちに何ヶ月も経っていたもの。また追ってほかのエピソードにも言及したいですが。。
(c)The Observer/Chris Floyd

'I'm finished,' he says coldly. 'No, there's nothing for me to do there now. I wouldn't gain anything in my career either financially or in terms of being remembered. It would just be a hindrance to what I can gain on the road.'

  • その記事において、彼は「自分はトラックでやることはもうない。」とトラック競技に決別を告げていたのでした
  • オリンピックの英国チームで、彼は14人中唯一のメダルなし選手だったらしい。
  • まあ英国車連が彼の勝利よりも追い抜き競技のほうに主眼を置いていたのもあったらしい。彼は個人追い抜きに出ていたらメダルだって取れたかもしれないのに、ほかの選手が出て、結局日程の最後のほうまで出場機会がないままほかの選手たちのメダルラッシュをみながらえんえん待たされた。。そこにくたくたに疲れきったウィギンス(50kmのマディソンを走るためではなく、4kmのパーシュートを走る用に仕上げられていたが彼と一緒に走り、さえない9位という結果になった)。車連は自分に何もしてくれなかった。とへそをまげまくっていたようです*1
  • 北京からの帰りの飛行機で、メダリストの選手たちは座席のアップグレードします、と航空会社からの申し出があったとき、複数メダルをもつ選手がカヴにメダルを貸してくれて無事チェックインしてみなと同じ席に、しかし客室乗務員嬢の一人が丁寧に「私のボーイフレンドは自転車ファンで、あなたがメダルを取らなかったことを私は知っていますが、あなたもアップグレードでいいですよ」と言い、そのまま9時間フライトをすごした彼はさすがにいたたまれない気持ちだったろう。

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ですが、トラック世界選に出るんですね。。笑

英国トラックチーム、仰天人事 - HONK de BONK

*1:車連側にしてみれば、ツールのあと花興行のクリテにでてオリンピック組トレーニングに出ず自主練習したり、彼ってツールでの勝利のほうがオリンピックのメダルより重要みたいだったしー、と思っていたらしい