プロの立ち回り

今夜、ＪＲ某駅ホームででグリーン切符（Suicaでタッチするやつ）を買おうとしていると、したたかに酔ったノーネクタイ2人組のおっさんに「おねえさんグリーン券の買い方どうすんのー？」と聞かれて無視しようとしたらもういちど肩をたたかれて「わからないんだけど〜」といわれたが、私はその前そのおっさんの一人が電車の窓際に座っている若い女性を「この子いいなー」とか言ってるの聞いてたのですごく嫌だったけど返事せざるを得ない雰囲気に。

• そこへ反対側から突然軽くよろっと体当たりしてくる別の背広おじさん、横の券売機に立つのによろめいたのか、因縁つけてるのか、とうんざりして見るととめくばせして、手を小さくしっしと振って「行け」といってる。そこで私はつきとばされたせいにして酔っ払いから立ち去ることができた。
• 座席に座ってから出来事を反芻。体当たりしたおじさんは機転のきく人だったんだ。。おじさんありがとう（と、思う前に念のため財布がカバンに入ってるか確認したのはごめんなさい）
• まだ続きがあって、隣の車両にその酔っ払いが乗っていて、移動してきたら自分は降りよう、と決心しながら時々聞こえる大きな声を聞いていた。そのうち一人が車内ワゴン販売のおねえさんにしつこく絡んでいたみたいだけど、お姉さんはちょっとテンション高い声ながらずっと低姿勢を崩さず、相手をお客様としてあくまで立てたまま応対し、最後は絡んでくるよっぱらい親父に「ママさん、ごめんなー（ママさんじゃないって）」と言わせてた。どういう技だろう。
• で、その直後、私が降りるときデッキに立っていたそのワゴン販売のお姉さんは丸顔でソフトだけどつかみどころのない無表情な目をしながら平静なかわいらしい声で「ご利用、ありがとうございましたぁ」と私にアタマを下げた。。計り知れないこのお姉さんも。。プロだ。。