北冥有魚
「新潟日報」のタイトル文字はこの人の書。
今回いくつか博物館と美術館に行ったけど、この「北冥有魚」は以前もどこかでみかけて心惹かれる言葉だ。荘子らしいんだけど、その思想云々より、壮大な暗い色調の絵が浮かぶではありませんか。
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北冥に魚有り、其の名を鯤(コン)と為す。鯤の大いなる、其の幾千里なるを知らず。化して鳥と為る。其の名を鵬(ホウ)と為す。鵬の背、其の幾千里なるを知らず。怒して飛べば、其の翼は垂天の雲の若し。是の鳥や、海運れば則ち将に南冥に徒(うつ)らんとす。南冥とは天池なり。・・・・
- 「巨人、大鵬、卵焼き」(古)時代に無敵であった大鵬の名はこの「鵬」からきているのも今回はじめて知った。。。
- というか彼を支援していた新潟大学医学部の関係者たちは「民藝運動」の人たちともゆかりがあったりしたらしく、あと山下清が施設にいるころ初期に手がけたちぎり絵もあって心に響くものがあった。ミシンを踏む和服女性をモチーフにしたなんだかモダンな作品だった。
- ここを見に行ったあとすぐ近くの海岸を見に行ったら波は高かったけど、天気がよくてエメラルドグリーン、かなりイメージが違った。
- かつて拉致のあった高級住宅街と学校の間の道も車でつれていってもらった。たしかに人気はすくないけど、こんな穏やかで静かで端正なところでそのようなことがあったなんて。。