私が貴方のもとを去ったわけ
ほらロヴクヴィスト君も言ってるし。。
photo:tannenbaum
Boasson Hagen and Lövkvist left Columbia because of top sprinters | Cyclingnews.com
- コロンビアはいいチームだけど、スプリントに特化しているせいで、自分たちが活躍できる場が限定されてしまっていた、というのが移籍の理由だとかなんとか。
- 昨日とりあげたProcyclingのステイプルトンのインタビュー。彼は、インタビュアーに今オフの移籍でチームのクラシックレース部隊の弱体化を指摘され(ブルクハート、キルシェン、ヒンカピー)たのに対し:
今シーズン、われわれはクラシックレースに多大な投資をした。が、ボアッソンハーゲンのGent-Wevelgemを除いてあまりよいリターンを得られなかった。クラシックレースはちょっとしたことで結果が左右されやすい、ひとつの落車やパンクですべてを失ってしまう。
その点が、われわれが現時点ではトップクラスのスプリントチームを維持し、クラシックレーサーの層はそれほど厚くしていない理由のひとつなんだ。
- このあたり、やっぱり経営畑の人なんだろうな。。
- 一発当たるかどうかわからない、歩留まりの悪いクラシックに大枚はたくより、今はかなりの確率で勝利が稼げるカヴ(や、カヴのでないレースでのグライペル)を中心にチームをがっちりと作って、スプリント勝負へモチベーションをあげていって、確固たる勝利パターンを維持させる。
- そうすることで成功したチーム、の印象は強烈に植えつけられる(でもたしかグランツールの総合争いにはあんまり上位に入っていないのでは。派手に目立ってる割に)。総合狙いの選手もトレインに加わってたし。
- でもー。。。ロードレースチームの運営って、投資効率や数字ばかりが目標なのかな。
- またかまたかといわれつつ勝利数を重ねるのもいいけど、一発どうなるかわからないクラシックの大一番で記憶に残る感動の大勝利というのもまた、ロマンと夢と人気とスポンサー様を呼ぶのではないかなどと思うんですよ、株式投資じゃないんだから自転車競技は。
Photo:tannenbaum
この顔ぶれも、だいぶいなくなっちゃった。。
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カヴのことは大好きな弟みたいだし、チームも良くしてくれたけど、でも僕はトレインの一員でないチャンスがほしい、といって移籍したウィギンスが今年のツールで驚きの総合上位に入ったのをみた残留組の総合タイプ選手たちは、そりゃ複雑だったのでは。。でもチームの中はがっちりとした体制で勝利に向かってまい進していたと。。
- ま、今は、といってるのでここ数年スプリンター勝負で稼いだらまた違う勝利パターンを確立しそうなステイプルトン氏ではありますがね。
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ま、来シーズンのコロンビアは、クラシック部隊のなかではアイゼルが重要な位置を占めるだろうとのことなので、彼が自分のために走って輝くのは楽しみにしたいです。
- あと、ステージレースの総合狙いでは、確かにキム・キルシェンは失ったが、Siutsouがアシストでなくなったらどう走るかとワクワクする思いだ。彼はキルシェンとロジャースをアシストしながらだったジロでトップ20に入った。とも言ってた模様。。。