tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

ボアッソンハーゲン版 バービー人形(実は自転車歴史マニアだった編)

その後もpodium cafeで次々に作品が発表されているこのシリーズ(でもハウスラーがやっぱり主人公)。
The Adventures of Barbie Barbie...and Friends! - Podium Cafe

(ボアッソンハーゲンが報道陣に囲まれインタビューされている。)

  • 「あなたはショーン・ケリーの再来といわれていますがどう思いますか?」「ショーン・ケリーって誰ですか?」
  • 「ジロについてどう思いましたか?」「ただ、長いレースだった」
  • 「どうしてコロンビアを出てスカイに移籍するの」「来年のことを話す必要ありますか?」
  • 「貴方の長期的な展望は?」「とくにないです」
  • 「もー、この人って自分のやってる競技に興味がないんだわ!いきましょ!」

(コマが進むごとに少しずつ減っていく報道陣、結局全員去る)
(ハウスラーがマフィンをもって席に来る)

  • 「ヨシみんな行ったよ。。どこまで話してたっけ?」「1939年のRonde」
  • 「・・Kaersはレースを完走するつもりはなかった。で、Kwaremontの頂上に彼がさしかかったとき・・・」

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笑。ボアッソンハーゲンは報道陣をけむりにまくためレース周辺知識がないことを装っているが、実はかなりのレース知識・トリビア・歴史マニアだった。というもの。。(ちなみに何度も書くけど難所Kemmelbergの登りの名前もしらないでGent-Wevelgemに勝った)

WTF 制作者majopeさんの裏話によると、上記の報道陣へのボアッソンハーゲンの発言はどれも本当にあったこととして雑誌やインターネットで見たものらしい(インタビュー対象としてかなりサイアクですね。。)で、majopeさんの意見ではそれらはすべてボアッソンハーゲンが「わざと」そういう回答をしている、というもの。

  • 私の友人は、ボアッソンハーゲンの才能を見出したコーチが「彼は戦術眼がすぐれている」と言っているのを「身びいき発言。とてもじゃないけど頭よさそうに見えない」とバッサリ言っていたけど、ほんとこういうアウトプットの貧しい?人って想像力をあおりますね。
  • しかし、かなりステキな笑顔の人形をボアッソンハーゲンに割り当てたもんだ。作者の趣味が伺える。それに比べてハスホフトなんてどーでもよさそうな軍人人形みたいなのだった。。リッコ人形は爆笑ものだったし(また今度)

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ボアッソンハーゲン人形のファッションが侮れない。赤のスニーカーがいい。
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1939のフランドル1周のエピソード。ベルギー人Kaersは翌週のパリ〜ルーベに照準をあてていたため、Kwaremontでリタイアするつもりでそこに自分の自動車をあらかじめ駐車しておいた。リタイアするつもりで快調に先頭を走った彼がKwaremontの駐車場についてみたら、彼のマネジャーが自動車を移動してしまっていたため、車はなかった、そしてゴールまで走らざるを得なかった彼は、優勝。。
ロンド・ファン・フラーンデレン - Wikipedia  ホントだ、1939年はKaersが勝利している。

Karel Kaers - Wikipedia, the free encyclopedia