tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

サイクルシアター

今日、子供たちが試験中図書館に友達と勉強するといって相次いで出かけてしまったので、のこされた中年夫婦ふたりでどこかに散歩にいこう、ということになって、上野公園と迷ったけれど、くまたろうさんのところにあった情報を見ていたので、冷たい雨の中行ってきた。
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自転車胴上げ - HONK de BONK

隣の百日紅の幹にはりついた河津桜の花びら。
桜!河津桜が綺麗に咲いていた。東京のも早く咲くんだ。とか、水仙がすがすがしく木の根元に光がこぼれるように咲いていたり、モクレンのつぼみがぐんぐん成長したりを観察して、北の丸公園を楽しんでから会場にいったら、東京オリンピックの記録映画が後半になっていた。
 
まあ夫が長時間我慢できなさそうなので、ちょうどいいか。
【「JOC技術映画 自転車競技」感想】

  • 1964年当時、東京で行われたトラック競技、というのがもう人々のたたずまいだけでものすごく興味深くて、風情があった。モノクロといってもさらにフィルムにノイズがはいり、黄色っぽくなった画像。
  • 競技場の周囲はこんもりと山や緑。八王子にあったらしいけど、取り壊されて今はもうない。

(参考:東京オリンピックにおける自転車競技 - Wikipedia

  • 有力選手のフォーム解説もあったりしたけどもう私はその当時の「香り」に引き込まれていました。
  • タンデムからみた。すごい重量感があって見ごたえある、、落車しやすそう。
  • 団体追い抜きはもう見ているだけで美しくて(今みても美しいけど)ドイツの脚のそろいっぷりが恐ろしい。。
  • 1000メートルTTで優勝したのって6日間レースの帝王セルキュですか。
  • なんていうか、トラック競技がすごく不思議な、ちょっと抽象化された美しい感じがありました。
  • で、ロードレース@高尾。昔の昭和の日本の町並み、木造家屋の間、クリーニング屋の看板などの間を縫って、世界の一流選手の集団が駆け抜けるという不思議。、、、沿道には生徒たちが借り出されるが、雨になってもレインコートでゴール付近に張り付く人たちは本当に好きだったのじゃないですか。
  • 大宮という選手の名前を聞いたことがあるような気がしたらやっぱり最後まで勝負に絡んでたんだ大宮政志 - Wikipedia
  • テレコムでウルリッヒの宿敵監督であったウォルター・ホデフロートがロードレース2位。ゴッドフリートみたいに言われてたけどやっぱりホ爺(←久しぶりにこの名前を呼んだ)だよね。
  • で、出るときに係りの方にどうぞどうぞといわれて大物土産(ナイロンのナップザック)をゲット。ありがとうございました。


こういうものを体操着や剣道の籠手入れにしている小僧。。

  • 締めの言葉が「日本は敗退した。次のオリンピックこそは」というのがあった。なんか敗退って一言で片付けるのがなんだかなあ。でも日本人選手たちはなんだか思いつめてないというか、いい表情をしていたように見えた。

付き合わせた夫が一言「すばらしい」といった。いやー、知識がなくても予想以上に面白く良かったです。

  • その次の喜劇映画(シミキンの無敵競輪王)もなかなかお洒落なところもあり楽しかった*1のでしたが、空腹が限界に達したので退出。

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余談ですがホデフロートはアスタナのスタッフに入ったというのを聞いたあとどうなったか知らない。
PezCycling News - What's Cool In Pro Cyclingこの去年のKBKのPezレポートに息子がやってる自転車ショップの写真が載ってる。

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その後乗換駅で下車してブルターニュのガレットと魚介のスープで体を温めた。夫は強いカルヴァドスとエスプレッソを交互に飲むやつを頼んだ。さらに体あったまった。これは桜のアイスのガレット。塩も振ってあってよけいにおいしい。

*1:輪タクで主人公がトラックと競争をするけどついには、後ろにつかまったままスピードを保つところなんかどこぞの英国のスプリンターみたいで(笑)