異次元外でのパリ〜ルーベ 2010
昨日「人間の中では3位」とタイトルをつけて寝たら、今朝のサーヴェロからのニューズレターにあったハモンドのコメントを見てつい笑った。
カンチェラーラは違う惑星にいってしまったので別格の彼をはずせば我々は1位と3位だ
- 煮え切らないレース展開にわりきれない感じがしたのは確かでしたがその前、カンチェが発射したときに「さあ、もうこうなったらキッパリ2位を狙え!」とわたくし蓮の実ヘルの二人に心中で語りかけたのも事実。
- やっぱり同じことを瞬時に彼らも考えてたらしい。そりゃみんなそうか(ボーネン以外)。
- でもまだまあその時点は蓮ヘルの二人は引いていたほうでは?もっとあからさまに引かなかった選手もいたけどスプリンターでない有力選手があの時点で引かないのは、二位狙いとしては普通なんですよね・・・
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- 話戻って、そうなる前にハモンドは早めにレースに火を点け、カンチェとボーネンに力を使わせようと考えていたけれど、カンチェは別格のようにグループ先頭で力を見せつけ。。で、彼の動きを封じるために早い局面と知りつつアタックするも(3回)そのつど、早い局面ながら大物たち(カンチェ、ボーネン、フレチャ)にマメに引き戻されてしまったと。(このときホステやルークマンスあたりと一緒に逃げが決まってたら、結果は兎も角それなりに見せ場はあったかも。。)で、カンチェがいってしまったあとは2位狙いでハスホフトの発射まで位置を守っていたということらしい。
- なんかラスト60-70kmあたりまで非常にナーバスで。。あれがゴールまで続いたらそれはそれで見てるほうが胃がもたなかったかも。。
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Hammond blasts to fourth in Paris-Roubaix - Cycling Weekly
- で、終盤ハモンドはハスホフトとフレチャの逃げを引き出すアタックをしたと
- 私が覗いた掲示板(チーム公式含む)ではハスホフトの最後のツキイチが評判悪かった。でもフレチャだってその前グループにいたとき引かなかったし、脚質それぞれの戦略あり、とはいえ、なんかこう普段はどっちかというと「さわやか紳士フェアプレー」的なイメージの二人*1がそろってあんなおっさん同士のイヤミ合戦みたいになっちゃったのはそれはそれでなかなか見ものだった(苦笑)。
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そんな中、逃げてたジェレミー・ハント兄貴のせりふはシンプルだ。
「ほんとすげーよ。オレ、逃げで一番強かったし、最後まで残れたんだぜ!」
(和訳の口調がアホっぽくてすみません兄貴 )
あんなに逃げてたのに18位に残るなんてすごいです。
ジェレミー兄貴。(指差し男は顎を上げて見送っている)
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ハモンドも一番最後のときはハスホフトがアタック成功して大丈夫そうになっても千切れる演技してたよね。。こんど三味線柄の手ぬぐい送ってあげようかな。。でも途中はよく働いてたし。(ホントはそれで犠牲にならないで勝負してたら、って思ってるんじゃないかなー。。。)
*1:二人とも以前は馬鹿正直に仕事した挙句、負けたのを見たことがある気がする